内容説明
中華人民共和国の建国以来、周辺地域の人民はもちろん、同胞に対してさえ恐るべき殺戮と人権蹂躙を繰り返してきた中国共産党。その黒歴史を隠蔽し、人民に「反日」という名の毒饅頭を与えながら民主化を封じ込め、独裁体制の基盤を築いた習近平の企みに、日本が立ち向かう術を著者は冷徹に説く。また、中共に操られ、それでも日米との間をさまよいながら「反日毒饅頭」を糧に歴史戦を仕掛けてくる韓国・文在寅政権に対しては、「彼らにとって反日は快いのだろうが、思考停止に陥り、さまざまな弊害が身に及んでいることに気づくべきだ」と指摘する。緊迫する北朝鮮情勢も踏まえて、アメリカ人の立場から中韓との付き合い方、突き放し方を的確にアドバイスする会心の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masa
4
書店新刊平積みで発見、購入。ケントさんが本当に心配しているのは尖閣のその先、沖縄。「中共がその戦略のなかで沖縄を日本から切り離そうと狙っていることは、すでに確信になっている」と言う。中共が日本に対しチベットやウイグル、南シナ海でして来た事を繰り返すであろうことを否定する日本の識者は、現代史に無関心か中共に騙されているか、あるいは中共側の一員として発言していとする。韓国は厄介な存在ではあるが、日韓の歪んだ関係を一番喜んでいるのは中共であり、日本の国益の為韓国を中共に近付けてはならない、成る程。とても良本。2018/01/25
Masataka Sakai
2
国家の危機の時にモリカケとセクハラを追求する議員は工作員に認定ですね2018/04/23
うさこ社長
1
★★★★☆19歳でモルモン宣教師として初来日し、その後白人で弁護士の親日派タレントとして活躍した彼(「白人で親日」は日本人が大好きなパターン)、GHQのWGIPを知って歴史に目覚めたのだそう。韓国は反日毒饅頭を食べ過ぎたので中毒症状を呈しているが、中国はその効果を熟知して毒饅頭を作り続け、ばらまいているのだという主張。確かに中国は何事もスケールが大きいので、悪意を持ったら怖い存在だろう。10年ほど前に仕事で北京に行ったとき、持ち込んだノートPCから「天安門事件」を検索したがエラーになったことを思い出した。2019/08/26
たらちゃん
0
中国共産党や韓国が展開する反日とは、中韓国内の政治利用に使われているだけである。おおまかに言うと、そのような内容の事が書かれている。同感だ。日本人は冷静に中国人、韓国人と付き合うべきで、悪いのは中韓の政治家である。一般市民の中国人や韓国人は自国の政府に騙されているのだ。そこを日本人はよく理解しておく必要があるだろう。2018/10/30