内容説明
美しい肌になると江戸の娘たちに評判の“化粧水”を商う『吉野屋』。その女主・桜香に呼び出された聖四郎は、三月の間彼女の食事を作り、若さを取り戻させて欲しいと依頼される。だが聖四郎は、桜香の容貌の衰えは、人を信じられない心の病から来ていると看破する。（表題作） 庖丁人・聖四郎の魂の料理が、人の心を、そして家族の繋がりを救う、人気シリーズ第四弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あいちょ。
2
図書館。 ４作目。 ※竜宮の鯖 ※華やかな精進 ※落とし水 ※剣豪の豆腐2021/07/23
Suzu
0
おっとり聖四郎シリーズ第4弾。第三話落とし水。美肌になる化粧水を売る吉野屋の主の桜香。何でも一人でやってきたと意地になる桜香に聖四郎が言ったセリフ「本当に心を許した者が側におれば悲しみも半減どころか癒されて消えることもある。人間というものは一人では何もできぬのだ」桜香よ、わかったか。そして次巻に進む。
