GRAPHIC DESIGN THEORY - グラフィックデザイナーたちの〈理論〉グラフィックデザイナーたちの〈理論〉

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GRAPHIC DESIGN THEORY - グラフィックデザイナーたちの〈理論〉グラフィックデザイナーたちの〈理論〉

  • 著者名:ヘレン・アームストロング/小川浩一
  • 価格 ¥2,376(本体¥2,160)
  • ビー・エヌ・エヌ(2017/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784802510608

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内容説明

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デザインが技術でしかないのなら、デザインは必要とされても、
デザイナーは必要とされなくなる。
今この時代に「どのようなデザインをすべきか」を
考えるきっかけのために本書がある。
―― ばるぼら(日本語版序文より)

本書には、100年にわたるデザインの潮流から、伝説的ともいえるグラフィックデザイナーたちの〈理論〉が収められています。自らが生み出すビジュアルと、それを裏打ちする思想や理論をもとに、社会の中であるべき「デザイナー」の姿を思索する――その鋭く、そしてときには挑発的な視点から紡ぎ出された彼ら自身の言葉が抜粋された、合計30人による24のアンソロジーです。

誰もが「デザイン」し、共有し、社会にインパクトを与えられる時代で、「デザイナー」であるとはどういうことなのでしょうか。本書からは、そうした問題の歴史的な流れだけでなく、デザイナーたちの考え方から多くの示唆が得られます。彼らの言葉を受け止めつつも批判的に読むことは、どんなデザイン/デザイナーであるべきかという思想に、そして、その先の技術にまでつながることでしょう。

目次

作品から見る理論:
 SECTION 1
 SECTION 2
 SECTION 3

日本語版序文:「デザイナー」であるために|ばるぼら
序文:なぜ理論なのか?|エレン・ラプトン
イントロダクション:アヴァンギャルド再考
年表

● SECTION 1:領域を切り開く
未来派宣言|F・T・マリネッティ(1909年)
我々は何者か:構成主義者グループの宣言|
 アレクサンドル・ロトチェンコ、ワルワーラ・ステパーノワ、
 アレクセイ・ガン(1922年頃)
私たちの本|エル・リシツキー(1926年)
タイポフォト|ラースロー・モホリ=ナジ(1925年)
新しいタイポグラフィ|ヤン・チヒョルト(1928年)
クリスタルゴブレット:あるいは印刷が目に見えないものであるべき理由|ベアトリス・ウォード(1930年)
タイポグラフィについて|ヘルベルト・バイヤー(1967年)

● SECTION 2:築かれた成功の上で

デザイニング・プログラム|カール・ゲルストナー(1964年)
グリッドとデザイン哲学|
 ヨーゼフ・ミューラー=ブロックマン(1981年)
良いデザインは信用である|ポール・ランド(1987年)
ラスベガスから学ぶこと:建築の形態における忘れられた象徴主義|
 ロバート・ヴェンチューリ、デニス・スコット・ブラウン、
 スティーヴン・アイゼナワー(1972年)
我がタイポグラフィへの道|ウォルフガング・ワインガルト(2000年)
言説としてのタイポグラフィ|
 キャサリン・マッコイ、デヴィッド・フレイ(1998年)
抵抗としての工芸|ロレイン・ワイルド(1998年)
階段中程の暗闇|ポーラ・シェア(1989年)

● SECTION 3:未来を描く

アンダーグラウンドなメインストリーム|
 スティーヴン・ヘラー(2008年)
デザインと再帰性|ヤン・ファン・トールン(1994年)
デザイン・アナーキー|カレ・ラースン(2006年)
作者としてのデザイナー|マイケル・ロック(1996年)
自分の墓をデザインする|ドミトリ・シーゲル(2006年)
画面空間の脱物質化|ジェシカ・ヘルファンド(2001年)
デザインのデザイン|原研哉(2007年)
IMPORT / EXPORT:デザインのワークフローと現代美学|
 レフ・マノヴィッチ(2008年)
普遍的世界の逆襲|エレン&ジュリア・ラプトン(2007年)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テキィ

3
未来を築くデザインの思想-ポスト人間中心デザインへ向けて読むべき24のテキスト 原題DDT digital design theoryの併読を勧めます DDTがあればこちらが不要になるというものではないです。2023/01/20

n_kurita

1
ううむ。題にはグラフィックデザインとあるが、主にタイポグラフィについての話だった…いや別にいいんですけども。タイポグラフィよりグラフィック全般のセオリーについてもっと読みたかったかな…読みが浅いから分からなかったのだろうか。2020/01/13

アメヲトコ

1
20世紀から現在まで、世界のグラフィックデザイナーの代表的なデザイン論テキストを抜粋したアンソロジー。今なら大炎上しそうなマリネッティの「未来派宣言」、黒衣としての哲学が好ましい名文、ベアトリス・ウォードの「クリスタルゴブレット」、身につまされるポーラ・シェアの「階段中程の暗闇」、今では当たり前のようなテクノロジーの革新性に気づかせてくれる、レフ・マノヴィッチの「IMPORT/EXPORT」など、読み応え十分の贅沢な一冊です。大学とはハウツーではなくこういうことを学ぶべき場だろうと改めて思います。2017/09/11

せと

0
一読して全てわかったとは全く思わないしむしろ理解できたのは一体何%だ?レベルなんだけれど、所々に脳に刺さる一文や考え方があった。時間をおいて何回も読み返していきたいタイプの本2018/12/19

doji

0
こうやってクロノロジカルに読んでいくと、デザインというものはいかに資本主義的なモノと寄り添いながら考え続けなくちゃいけないんだなと思った。タイポグラフィが議論になる時代には本が、インターフェースについての意識が集まるのはアプリケーションが時代の中での「つかう」の中心にあるからで、それが産業となって時代の中で大きな位置を占めている。そのことを考えながら、普遍性ってなんだろうなとあらためて考えてしまった。2019/03/17

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