色街遺産を歩く 消えた遊廓・赤線・青線・基地の町

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色街遺産を歩く 消えた遊廓・赤線・青線・基地の町

  • 著者名:八木澤高明
  • 価格 ¥2,376(本体¥2,160)
  • 実業之日本社(2017/12発売)
  • ポイント 21pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408337494

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内容説明

残された時間は、長くない。いまなら、まだ間に合う。色街だった名残の建物や、街の雰囲気を、そこに行きたくてたまらなくなる情景の写真とともに記録した本。いまも当時の建物に住んでいる人や、周辺の人たち、かつての事情を知る人たちへの取材も豊富。本書ならではの貴重な内容が満載。採り上げるのは、遊廓があったところ、赤線エリア、青線エリア、そして基地があった街。それぞれの事情を抱えた街と、人。それぞれの事情で、大人の遊びが生まれた街。痕跡が消えつつある、そんな色街は、いま、そこで遊んだ人たちの孫より若い人たちの興味をすら強く惹きつけている。その理由の一端が、本書で感じられるかもしれない。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。 【掲載した街】カネマツ・五条東会館/一発屋通り(柳通り)/板柳町(マーケット)/神町米軍キャンプ/三春遊廓/柏崎遊廓/奈良屋町・旧大工町 /玉川村・大子町/黒磯遊廓/下平通り/本庄宿/伊勢崎市緑町(旧南町)/田中町/洲崎遊廓/玉の井・鳩の街/吉原遊廓/錦町楽天地/港崎遊廓・チャブ屋・黄金町/皆ヶ作・安浦/辰巳町藤沢新地/下田遊廓/山中湖村山中・梨ヶ原地区/飯田遊廓(二本松遊廓)/御代田町/福井・栄新地/金沢・石坂/渡鹿野島/古市遊廓/飛田遊廓/五条楽園/京口新地/江口・神崎/柳町遊廓/秋田町遊廓/玉水新地/今治市(ハーモニカ横丁)/蛭子町/柳町遊廓/花畑/芦屋町/真栄原社交街/辻遊廓/吉原・照屋

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ann

59
もの哀しい写真ばかり。みんなどこへ行ってしまったんだろう。負の遺産なんて言わないで。その一角はその街からも見放されようとしている。あるいは見放されてしまった。やさぐれることにも疲れてしまった風景ばかり。次に秩父に行く理由ができた。2018/11/08

山田太郎

38
行ったことないところばっかりなんでよくわかんないけど読む。最近お金も性欲もないので、行けないのですがなんだかあの雰囲気は好きなんでいろいろ行ってみたいものだと思いました。怖いもの見たさというかなんか後ろめたい感じというのがなんか好きで。2018/07/08

reading

20
全国各地に多くの色街があったことを認識した。写真とともに文章にも哀愁が漂い、往時の状況、世相を感じることができる。建築的価値の高い色街遺産が消えていくことは、残念の極みである。色街は社会の縮図ではなかったか。2019/12/05

imagine

7
著者である八木澤氏は、「その地に赴き、想いを巡らせる」ことにおいて、右に出る者がいないのではないか。幼い頃に聞いた狐火の話を色街の灯りに重ね合わせながら、その地その場所が持つ地理的、歴史的要因をしっかり押さえたうえで、在りし日に思いを馳せている。色街で働いた女性達やその場所で遊んだ男達に向ける眼差しが、憂いを帯びつつも優しいのだ。2018/08/13

チョビ

6
【遊郭部自主練】遊郭建築は面白い。だが消えてしまうことは女郎さんを我々全員が白眼視している証拠ではないか?私や著者含めた興味本位の人間が語るのは、田舎の女郎さんがヨソモノに関わらず土地に受け入れられたことに対し片腹痛い。また遊郭は遊郭だけで成立はしていないんじゃない?と思う程度にノスタルジーしかない本。それでは女郎さんに申し訳ないなと思うし、今にどうつながっているかをたどることで敬意を表せるし、こうした建築が守れるのではなかろうか。 2017/12/27

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