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内容説明
トランプ政権誕生以後、日本政府の対米追従はますます加速し、国富を犠牲にしてまでも自己保身を図っている。「堂々たる売国」である。戦後の日本にいた真に国を憂えた人々、三島由紀夫、野村秋介、右翼・左翼の活動家たちは、いかに日本を変えようとしたのか。信念の政治活動家と気鋭の政治学者が、それぞれの視点から、戦後の政治活動、天皇の生前退位、憲法改正、日本の政治の現在と未来を語った。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hk
23
これはなかなか面白い一冊だ。わけても「新右翼」の鈴木邦夫氏による特高警察と公安警察の関係、そして公安・右翼・やくざの持たれあいの関係についての講釈は読み応えがあった。とどのつまりが、公安は右翼をけしかけ、左翼と右翼を衝突させることで左翼の力を適度に削いで革命を防止していたということか。まあ治安維持法の執行機関である特高警察を発祥とするのが公安警察なので、反共産・反左翼のDNAを継承しているのは当然だ。冷戦が終結し、学生運動などが「昔話」や「民間伝承」の類となった今では、こうした話はたいへんに貴重である。 2019/12/03
こも 旧柏バカ一代
11
この人達の話は人命が凄く軽い。 男らしく死ぬ事に拘りがあるようだ、矜持の為に死ぬのが当たり前だ、恥をかくなら死を選ぶだろうと勝手に決め付けてる時がある。 その根底に武士の誇りが見えてくる。 何かあったら命を賭けて責任を取る事を覚悟してる。 死んで詫びる。 そんな心意気は今の政治家やジャーナリストには見えてこない。 官僚は元々責任は取らないから腐るのが早い。保って50年。2019/11/21
どら猫さとっち
8
一水会を立ち上げた鈴木邦男と「永続敗戦論」の白井聡が、「堂々たる売国」に向かう日本を憂いながら、これから何が必要かを、熱く語り合う対談本。最初に三島由紀夫や野村秋介について言及しているのが興味深い。いま右傾化している日本において、本書を読むことはかなり必要ではないだろうか。2017/08/23
犬養三千代
6
賢者と賢者あるいは真っ当と真っ当の対決。白井が鈴木の懐に飛び込み、鈴木の過去を揺さぶる。 三島、野村、そして現在の今上陛下と安倍晋三政権とのバトル。山本太郎直訴へのアンサー、リプライがあったとは。栃木への私的なご旅行で田中正造に思いをはせられたのはそのリプライだという。 これからも、この二人に注目していきたい。2017/09/12
ナリボー
5
9/10 改憲や天皇制のことを中心に国のことを深く洞察し言葉にする能力に感服した。2024/01/19
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