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内容説明
本書は、「上に立つ人」あるいは「上」を目指して成長していこうとする人のために書かれた本。一代で会社を築いた「オヤジ」が教えてくれた、著者の実体験に基づく、小説仕立てのビジネス書です。
バブル期の大阪、主人公である「ボク」が入社した会社は、浮足立った時代模様からは程遠い、ビルメンテナンス事業を行っている中小企業。
その会社の創業者である会長(オヤジ)の秘書役として働くことになったボクが、時にオヤジからひどく怒鳴られながら、「人の上に立つ人」として大切なことを学んでいきます。
「会社には、あえてダメ出しをするようなうるさい人間も必要」
「業務改善を提案しても、実行されなければ意味がない」
「結果を恐れず、『行動すれば、必ずうまくいく』と信じる」
今の時代だったら完全にパワハラだが、それでも憎めないオヤジから語られる内容は、人によっては「当たり前のこと」と感じられるかもしれません。
しかし、時代が移っても決して変わらない、「仕事の基本」を押さえておくことが、リーダーになるためには必須なのです。
会社、そしてこれからの社会を引っ張っていく人のための、地道だけれども、いつまでも大切にしたい、オヤジからの教えがつまった一冊です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiyu
4
この社長が現在ではどのような扱いを受けるだろうか。パワハラ?とも取れなくもない言動がしばしば垣間見えている。まるでひと昔もふた昔のよう。だけど、読んでいてなんだか懐かしさを、こういう情熱を持った人が多かったなあ、とノスタルジックな雰囲気に浸れる。社長の主張はシンプル、だけれども重い。今の若者はこれを読んでどう思うだろうか。 それにしても中小企業ゴキブリ論。なるほど。2018/12/06
座敷童
4
こういう上司に恵まれたことが、まず幸運。 その中で、学び、考え、実行したことが大事なこと。 それにしても、なかなかこんな上司、会社はないですねぇ。2017/09/25
ゆうき
2
★★★★☆ 良書。新社、転職、管理職になった時など、節目に読みたい。営業職になったばかりの自分にとってとても参考になる言葉がたくさんあった。2017/12/10
おっち
2
【ゴキブリのように生き残れ】スピード感を持って仕事にあたり、隙間分野で特化する。世の中の動きに敏感であれ。生き残るために必要なことは自然界を見れば分かることなのかもしれない。2017/09/10
Masamichi Uchida
1
感動です。目頭熱くなるエピソードに震えます。昭和です。読者を感動させるのは、人の熱意。社長の温かさ。それも社員一人ひとりを思う気持ち。社長の態度は相当厳しかったようですが、根底に怖い社長に対する感謝で充ち満ちてます。 著作の作品は今回2つ目です。10年前に出会った作品から働き方を大いに学ぶことができました。あー新人の時お世話になった著者だなーと手にとって一気に読了。 昭和世代には是非読んで欲しい一冊です。2017/10/30