内容説明
【220万部突破の大ベストセラー『思考の整理学』老年版!】【94歳の「知の巨人」が実践する知的な老い方!】
◎ゆっくり急げ!「弱強のリズム」で生きれば、“年を忘れる”●八十代から始めた炊事・ホメられるススメ●知らない病気は治る!?●怒りは新しい養生訓・命を延ばす涙●「敵」は長生きの妙薬・威張るという生き甲斐・昼入浴のススメ……
――だから年を取っても健康です!
【「文庫版のためのまえがき」より】
年の取り方には、ふた通りがある。うまい年の取り方とつらい年の取り方である。どちらの老い方をするかは、ひとりひとりの問題であるが、いい知恵はないかと思っている人は少なくない。どうしたら、おもしろく、いやなことを忘れて老いていけるかは大きな問題で、もっとよく考える必要があるが、お手本になる例が少ない。我流で老いているとおもしろい老いにならないリスクがあると気付くのはかなりの知性である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まちゃ
43
漠然と老いて生きるとはどういうことか知りたくて読みました。どうしたら、おもしろく、いやなことを忘れて老いていけるかの手本となる一冊。せっかくなら、つらい年の取り方を避けて、うまい年の取り方をしたいと願います。 /褒められるススメ、笑いの効用、怒りは新しい養生訓、命を延ばす涙、「敵」は長生きの妙薬、威張るという生き甲斐、忘れるが勝ち2020/03/25
neimu
36
同じ内容が繰り返し出てきて紙数を増やしてはいるが、ざっくりした内容の中にもキラリと光る言葉があって、老いたりとはいえ先輩さすがの心持ちになる。思えば氏の言葉で知ったfestina lente が座右の銘というか、私のブログ名「ゆっくりいそげ」になったのだ。家事も厭わず料理やお喋り、お付き合いに足を運ぶかくしゃくとした日々の過ごし方には、学ぶべきものが多い。物忘れも癇癪もストレスフリーには必要なこと。アンチエイジングとシャカリキに抵抗せず、穏やかに着地する方法を謙虚に実践していきたい。2019/11/17
ゼロ投資大学
4
年を重ねることについて、若い頃は成長としてポジティブに捉えていたことが老いを感じ始める年齢になると加齢としてネガティブに捉えられるようになる。身体的な衰えに抗う術は現状ないので、気力の面で若々しく過ごすことが大切だ。人との交流を大切にし、誘いがあれば無下にはせず、できる限り受けることが望ましい。2021/11/25
いずみんご
2
我慢せず怒ればいい、泣くのもいい。忘れたほうが新しいことが頭に入る、ゆっくり急げ(緩急のリズムをつけよ)など、元気に気楽に老いるコツを書いたエッセイ。外山先生は昨年(2020年)に96歳で亡くなられたばかり。ストレスフリーだから長生きできたのかな。 2021/05/07
sakase
2
年寄りのエッセイです2020/09/24