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内容説明
美術室でマルス像にキスをする美希を見かけた日から、彼女の存在が気になる由佳里。 秘密を共有することで、しだいに惹かれあい距離を縮めるふたり。 ある日、由佳里はその感情が「友情」ではなく「恋」だと気づいてしまう―――。 思春期特有の、はかなくも美しい揺れる恋心をとらえた純愛感動作!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Porco
11
すごくいい漫画じゃないですか! 女子高生同士の話で、チャラいとの優等生とが一気に距離を縮める話。2016/09/19
長野秀一郎
9
今どきギャル×優等生の百合という構図は昨今珍しくないが2008年の作品であり端緒の一つと言えるのではないか。今どきと言ってもガジェット等は流石に古びているが思春期の儚い思慕や親への反抗といった普遍的なテーマを扱っているので魅力は減じない。達者な画と細やかな仕草で以てヒロインたちがいきいきと描かれている。百合作品では両思いエンドが少なくないが片思いに終わったことで現実感と読者の青春時代への追憶が高まっているように思う。ゼロ年代の「櫻の園」。もっと読みたい人は「オトメの帝国」をどうぞw 評価は4+としたい。2018/03/04
古槍新垢
9
びっくりするくらい絵が上手い。そして表紙からみてもわかる通り光の演出がとてつもなく美しくて、その眩しい感じが百合の雰囲気にピッタリとハマっている。由佳里と一緒にぐいぐいぐいーっと美希へと惹き込まれて、だからこそ最後のシーンがこちらの内にもじんわりと沁みていき切ない。痛切ない良い百合だった。映像でみてみたいような気もする。2011/02/18
ささやか@ケチャップマン
8
反抗とは手段であり目的ではない。それを見誤り進む道を間違ってしまったとき、そこから本当の自分を取り戻すことはできるのだろうか。いわゆる百合モノに分類できるのだろうが、それよりも思春期・青春の物語の要素が強い。2020/01/11
mt.gucti
6
ファーストキスを奪うまで、と言ったら元も子もないが、岸さんの筆致でこういうやるせない物語を語らせると、モヤモヤ感半端ないです。ズルいです(´・ω・`)。2015/09/01