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内容説明
儒教の主要文献である『論語』『孟子』『易経』『春秋』など、いわゆる四書五経に対する正当な評価と、これらの古典を生み出した心と生活態度を解明した好著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gokkey
10
孔子(論語)との関係性を軸とした各書の概要と、儒教思想の中国での展開、さらに日本への影響をコンパクトに論じる。この竹内氏の著作は初めてであるが、その力量をしっかりと感じ取れる構成と内容。本書をきっかけに大学や中庸にも当たってみたい。2024/04/08
澄
10
【立読】題名通り、四書五経の入門書。白文、訳文の列記ではなく、背景などの説明もあり、わかりやすい。2018/09/18
isao_key
8
四書五経を読み解きながら、中国人の思想の根底にある考え方や後代に与えた影響について述べる。第8章四書五経の伝承、第9章日本の四書五経の論文がすばらしい。この2章を読むためだけに本書を買ってもいい。儒教が宗教足りえなかった要因として、どの儒家も君子・聖賢が立って万人を感化領導し、理想社会に進むべしとする点は同じで、君子を育成し、君子の自覚を促進させることが、教説の主目的である。だから「人を愛する」「民を重んじる」と言っても、それは君子に対する言葉であり、万人に対するものではないことが、致命的欠点だという。2014/12/28
さちめりー
7
NHKラジオの講義『老子を味わう』がとてもおもしろかったので中国思想に興味がわき手に取った。中国の歴史に素養がないので、これで「入門か」とおじけづくくらい馴染みのない言葉が多かったが、講義をきいているような進行に助けられながら眠気と戦いなんとかパラパラと最後まで目を通し切れた。概要を薄ぼんやりつかめた感触。日本の話になると文章を比較的くっきりととらえられるので、中国の文化にもっと馴染んだらしっくり読めるのかもしれない。2024/08/18
のんたん
6
前半は四書五経それぞれの解説、後半は四書五経の近代までの伝承について。あまり読んだことのなかった『礼記』『詩経』も興味を持って読めた。それにしても中国古典は奥が深い。2017/03/19
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