内容説明
東洋文庫でロングセラーのHL化第9弾。考古学者ロレンスが第一次大戦に従軍を志願し、アラブ軍に配属され、〈アラビアのロレンス〉になっていく過程を活写する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
叛逆のくりぃむ
8
中野好之の『アラビアのロレンス』と比較して、非常に物語性に富む一方で、冗漫な感じもうける。2016/08/06
ちぃ
6
『砂漠の反乱』を読む前に。第一次世界大戦で、アラブ独立を率いた英国人の物語。一応戦記…なのだろうけれど、“ひとりの英雄の砂漠冒険譚”的な印象が押し出され、本作がプロパガンダとしての役割を得たというのも頷ける。さてそんな一躍時の人となったロレンスの心中はいかばかりか。砂漠の反乱に期待大。20世紀の戦争においては、戦闘は敵の主力を破壊することによって勝利を得るというのが大原則だった。でも21世紀の戦争の主力はどこにあるのだろう。物理的に破壊できるものではなく“思考”ではないか?だとしたら行きつく先は?2016/07/05
足々タリ
1
第一次大戦中のトルコに対して起こったアラブ反乱を指導した『トーマス・E・ロレンス』を中心として反乱の過程を書いた一冊。本書にはロレンスの『知恵の七柱』を読むための前準備として手をつけた。砂漠における反乱の過酷さやアラブ人の慣習が上手く表現され、一方で戦闘におけるゲリラ的戦術とロレンスの思惑も綿密に記載されていたため、読物としても戦記としてもたいへん面白く読めた。2015/05/15
Keisuke Nishimura
0
シリア内戦2013/10/08
shiaruvy
0
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