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内容説明
90年代は「笑っていいとも!」の「悩みあてクイズ」にレギュラー出演。2003~2009年にはNHK教育の「かきこみテレビ」で思春期の子供たちのよき兄貴分として親しまれ、そして今年4月から始まった若者応援番組「カケダセ!」(NHKラジオ第1)では、AKBの2人とのかけあいが愉快なパーソナリティを務めるROLLYさん。本書はROLLYさんの切なくも愛しい青春ヒストリー。ROLLYさんは、高校を卒業したら家業の電器屋を継ぐはずだった。3歳で女装に目覚め、それを家族に知られてトラウマとなり、野球少年にならず、いじめにあい…。でも、ある夏、セミのぬけがらを見て「セミの法則」を悟ってからちょっと変わった。そしてさらにギターとの出合いが心を強くしてくれた。競争が苦手で不器用な男子が、自分のやり方で仲間をつくり、かけがえのない高校生活を充実させていく。いまセミの幼虫期かもしれない君に読んでほしい本です。
目次
第1章 音楽と女装に目覚める
第2章 「あしたのために」何かをしよう
第3章 一途な恋に苦しもう
第4章 ギターが僕を選んでくれた
第5章 自分のやり方で反抗しよう
第6章 一人の友だちとつながろう
第7章 自分の人生は自分で創れる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
28
ローリーは、今からは想像できないけど、太っていたし、口下手だったし、クラスメートからいじめられたり、からかわれたりすることが多かったんだそうです。でも彼は考え方が普通の子とは随分違っていたの。自分はセミの幼虫だって思っていたんです。今は土の中にいるけど、いつか外の世界を飛ぶんだって思ってた。それに、ギターと出会ってからは、ギターを弾いていれば幸せだったから、バンドも組めたんです。みんな違っているから、それぞれ違った人生を歩めばいいと、ローリーは身をもって理解したんです。2023/11/07
山下哲実
15
字が大きくて読みやすかったです。学校の図書館に置いて欲しい1冊です。この作品に救われる人も少なくないと思いました!2015/04/10
reading
13
youtubeで見たLOLLYさんの人柄に興味を持って、本書を読んでみた。いじめられていた経験を持ち、独特のポジティブなものの見方で人生を切り開いてきた彼の言葉は優しさにあふれ、勇気を与えてくれる。青春時代の年代向けに書かれたものだが、大人が読んでも気づきの多い名著。2025/05/18
あまりりす
13
ROLLYの幼少期のお話は、これまでもいろんなメディアで触れてきましたが、学生時代の話は知らないことが多くて(そりゃそうだ、ファンでもないんだし(-_-;)楽しかったですね。可愛らしい装画とROLLYが結びつかないのが難点ですが(!)この本は良かった!小・中学生にオススメな一冊です♪2015/03/31
らい
8
ローリーさん、素敵だな。ギターひとつで状況を切り開いてきて、自分を作ってきた一点突破の体験談。とてつもなく優しいのに心の中にはハガネがしっかり通っている。何が自分を作ってきたということに対してすごく意識的で、だからこそ幼少期からの印象的な場面をこうして話せるんだろうなぁ。人と比較することのない唯一無二の世界観が人生にも思想にも作品にも現れていて、あの特異なキャラクターの成り立ちが垣間見れてうれしい。2021/01/13
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