平凡社新書<br> 夏目漱石「こゝろ」を読みなおす

個数:1
紙書籍版価格
¥792
  • 電子書籍

平凡社新書
夏目漱石「こゝろ」を読みなおす

  • 著者名:水川隆夫
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 平凡社(2017/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582852875

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

欧化政策、村共同体の崩壊、新しい価値観の波-。現代にも似た転換期の日本、明治後期という時代を、「先生」も「私」も「K」も、それぞれの立場で必死に生きました。その心の揺れ、やむにやまれぬ行為の中にこそ、今をより深く生きるための、思いがけない光が潜んでいます。再読・精読の至福のうちに、どうかそれに出会ってください。漱石の「こゝろ」を、私たちはこれまで、ほんとうに、読んだといえるのだろうか。

目次

はじめに-「こゝろ」の成立と構造
1 「私」の手記-ある青年の回想(「先生」と「私」の出会い
「先生」と「私」の交際
「私」の卒業
両親と「私」)
2 「先生」の遺書-明治の一知識人の生涯(「先生」の生い立ちと故郷喪失
「先生」の下宿と恋
Kについて
Kの下宿と恋
Kの自決前後
「先生」の苦悩
明治の精神と「先生」の死)
おわりに-「先生」の死後

最近チェックした商品