内容説明
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YMOとともに、私たちのコミュニケーションに何が起こったのか。80年代以降のポピュラーカルチャーの変容を解析する同期的批評。衝撃のデビュー作。
目次
第1章 組み換えと反復(エンドレスの葬送-コンピューター・ゲーム、ファイアークラッカー
肉体性の忌避-パンク?ニューウェイヴ、ディスコ ほか)
第2章 魂を欠き浮遊する性格(病んだロボット-テクノポップ御三家、ディーヴォ
プラスチックな-ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー、スター・ウォーズ ほか)
第3章 媒介する同期信号(自閉とホットライン-テクノポリス、ウォークマン
メタ人形遊び-メディア・ガジェット、独身者の機械 ほか)
第4章 異世界憧憬と架空国家(電子音と通信放送-はらいそ、スペース・エイジ・バチェラー
日本という人形-ジ・エンド・オブ・エイジア、ヨーロッパ・エンドレス ほか)
第5章 一致する相手を探す言葉(枠組としての日米-はっぴいえんど、金田一耕助
TOKIOの浮上-ゴダイゴ、サザン、松本隆 ほか)
第6章 接続からこぼれおちるもの(孤独な抱擁空間-テクノドン、アイソレーション・タンク
分離不安と巨大な一体感-ウィニコット、マクルーハン、サマー・オブ・ラヴ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうすけん
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YMOの成り立ちから周辺音楽まで、YMO万歳なのかと思って読んでいたがなかなか批判もあり面白かった。テクノの歴史を知っていくのにもいい本でした。2015/05/20
小林ミノリ
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テクノポップを縦糸に人々のコミュニケーション方法の変遷をサブカルチャーの横糸で編みあげたテクノポリスの曼荼羅。
zeroset
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活動期のパートは連想ゲームのような記述が続き、、目新しい知見がほとんど無くて退屈。ただ、メディアとの「抱擁」という観点は興味深い。再生以降の活動に関する評は良かった。2008/12/04
トニー
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思いがけない世間の反応に戸惑い、自分達の本当にやりたい音楽を発表してファンを振るいにかける 天才たちの考えることは面白い2022/12/15