平凡社新書<br> 山の遭難

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平凡社新書
山の遭難

  • 著者名:羽根田治
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 平凡社(2017/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784582855067

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内容説明

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ひんぱんに報じられる山の遭難事故。厳冬期の北アルプスだろうと、ハイキングで行く山だろうと、遭難事故は、いつ、誰に起きても不思議ではない。「自分だけは大丈夫」「私は危険な山には行かない」-そんなふうに考えているとしたら、あなたも遭難者予備軍だ。明日はわが身にならないために、今こそ、「山でのリスクマネジメント」を考える。

目次

第1章 山の遭難小史
第2章 統計が語る現代の遭難事情
第3章 救助活動の現場から
第4章 遭難事故のリアリティ
第5章 なぜ増える安易な救助要請
第6章 ツアー登山とガイド登山

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

74
2016年136冊め。遭難は「予期せぬアクシデント」ではなく、誰にでも起こりうるもの。最近著者の本も含む山岳遭難系の本を立て続けに読んでいるので、第1章あたりは毎度おなじみになりつつある。でもこれらを超えるような新たな事故史は起きてほしくないのでそれでいい。入山35日(遭難から26日)での無事生還のケースには驚愕。 2016/02/29

ビブリッサ

64
山に最初に登った理由は信仰ではないかと言われている。それから境界線設置の測量のため、また誰よりも先んじて山頂を極めたい、更に困難なルートで、、、と近代登山が始まった。今では「登山」とは言わずに「山歩き」と言葉を平易にし、誰でも気軽になどと盛んにレジャー感覚を植え付けている。楽しみのために山に登ることは素晴らしい。しかし、準備も知識もなく踏み入っていい場所では無いということは忘れてはいけない。遭難事故は増えている。確実に。母数が大きくなったからだけではない。人々の山に対する畏怖が薄れているからだ。2017/06/02

みなみ

25
現代の遭難事情を紹介する新書。山登りをするときの注意点がよく分かった。まずは、「山は危険な場所」という認識を持って、危険なことを危険だと察知できるようにすること。それに、山に久し振りに登るときには、自分の体力の衰えを謙虚に受け止めて行動すること。遭難したときには「生きて帰る」と強い意思を持ち続けること。それでも、ちゃんと注意した上で楽しく登った後の山頂の景色は格別なので、引き続き登山は楽しみたいと思いつつ読了。2021/06/08

rokoroko

15
10年前の本。娘と北アルプスを降りてたら「ねえ今登った親子登れないよ?」と話しかけてきた。バス停まであと少しの所。つまり親子は登り始め。なのに太陽、上にあるし、男の子のリックはキャラクター付いてて運動靴。水もろくに持ってない。とうに登って行った他の小学生の靴は本格的だし、荷物もきちんと持ち、違いすぎると言うのだ。しばらくして山岳救助の欄にその子に似た疲労救助件が載ってた。インスタとやらで見て登って来る。そう言えばその山の小屋で「一万円なのにこの寝床?」と驚いていたママ友グループが居たっけ新しい遭難の始まり2019/09/05

LaVieHeart

14
「山のなかにいるかぎり、人は誰でも常に遭難のリスクと背中合わせの状態にある」 羽根田治さんの著書は切実で危機迫った状況を描き出しているものが多いが、ついクスッとなってしまう表現もあったりしてすんなりと受け入れられ、「自分もこうならないように気をつけよう」と素直に思える。 「本来、山は危険なところであり、そこへ行くにはそれ相応のリスクマネジメントが必要となる」体調管理は当然のこと、食事やトレーニング等万全を期して挑まなければ万が一に際して対応できない場所であるという事を肝に銘じて、山歩きを楽しみたいと思う。2024/07/17

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