内容説明
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憧れの古本屋さんと結婚。子連れで古本セドリ旅行の日々、売上げ不振のゴタゴタから離婚を考える…。女房が初めて綴った痛快エッセイ。
目次
古本屋の女房(古本屋の性分
古本屋のドア
怒るお客さん ほか)
古本屋めぐりは子連れで(古本屋の娘
古本屋の息子
古本屋めぐりは子連れで)
四面書架の古本売買(女房の蔵書処分
女房が離婚を考える時)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
onasu
11
なにやら悲壮な幕切れになったが〜、てあとがきの書き出しが読後感そのもの。 各地の古本屋巡りとか、著者の本の蒐集癖とか、読みどころはありますが、その行動には好感が持てません。2013/09/11
mimm
8
「ビブリア古書堂の事件手帖」を読んだら無性に再読したくなりました。古本屋さんの奥さん(ものすごい本好き!)によるエッセイです。本当に溢れる本の山、古本屋巡り、そしてお名前も「栞」さん…。前回読んだ時より楽しめました。子供連れの古本屋巡り&セドリ記事が多く、ただただ呆気に取られます。ラストの離婚を考えるところがシビアで、今はどうしたのだろうと余計なお世話的心配も。本だらけで色々いっぱいになってしまった一冊です(^^;)2012/09/18
私的古本レヴュウ
6
僕もネットオークション華やかなりし頃に古本の背どりはしたことがあるので、背どりあるあるを見つけたりするなど共感する部分はある。しかしこれでは古本貧乏日記みたいで切ない内容だ。ただ装幀イラストとして作者が書いた本の中に三冊だけ実在する本があるというクイズや、独自にまとめた古本屋めぐりに役に立つかもしれない索引があるなど、ユニークな点もある。2018/02/13
akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会
6
ここしばらく「古書店」絡みの本に縁があるなぁと思っていたが、こちらはなかなかユニークな「奮闘記」。どちらかといえば、ご本人が従来から古書・古書店(巡り)好きありき、なので仕事半分趣味半分?付き合わされる子ども達こそ気の毒にと思うが、それなりに逞しく育ってる感じ。ただ、それまでのほのぼの一転ラストの騒動がシビアで現実的すぎて、少々アンバランス感。とはいえ、あちこち出張して店を巡り、重さに苦労しつつもたんまり「本」だけオトナ買いできた日々はなんともうらやましい限り。2013/03/13
おらひらお
5
2004年初版。僕も古本屋に行きますが、子連れでは行ったことないですね~。後半で出てくる四面書架はけっこうお気に入りの言葉になりました。ただ、ご主人の生活力のなさにはやや驚きでした。古本屋さんって結構たくましいイメージがあったのですが、これも人それぞれなんですね。2012/12/04