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内容説明
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現代は日本人が長い歳月をかけて受け継いできたものが、大きくゆらぎ、失われつつあるといわれる。そのひとつが「作法」であろう。作法とは、人を慮る「心」を表現する「かた」。時を経て「かた」が変わっても、変わらない「心」がある。時を経ても変わらない「心」と「かた」もある。いま受け継ぐべき作法とその心を「近代の礼法書」をひもとき、考える。
目次
序章 礼法って、何?
第1章 品格のある身の処し方
第2章 食の作法
第3章 人づきあいの作法
第4章 公の場の作法
終章 もてなしの基盤として礼法を身に付ける
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
23
’08年初出。随所に挿絵が掲げてあるので、昔の日本が想像される場面が多い。立ち振る舞い、姿勢の大切さを教えている第1章。折り目正しい日本人像。人が見ていようが見ていまいが、等しく行うことこそが大切(47頁)。この行動規範は小学生の時斎藤教頭から言われた記憶がある。靴を揃える(55頁)のは、営業マンとしての家庭教師としての最低限の作法。この点、抜け目なく、確実にしているが、この間は雪が溶けてぐちゃぐちゃだったので、靴下を脱がしてもらったが、靴下を無償で提供していただけた。忝い。 2014/12/29
キミ兄
1
古来より伝わる礼法の数々を現代の状況をシニカルに交えながら紹介。挿絵の解説が絶妙。☆☆☆☆。2010/08/01
nodaring
1
挿絵のかわいさに購入。昭和初期までの小学校の教科書やお作法の本の挿絵を紹介しつつ、お作法も紹介している。著者が私よりちょっと上の近い世代だからか、感性が近くて読みやすかった。本筋とちょっとずれた話も多くてね。これこれこのようにしなさい、だけではなく、わざわざ書いてあるってことは、当時も同じような人がいたんだって分析は冷静。内容はごく当たり前のことばかりなんだけどね。2010/08/08
yyrn
0
礼儀正しい人と接すると気持ちがイイ。だから自然と自分も礼儀正しくしようと思う人は多いと思うが、残念ながら最近は礼儀をわきまえない連中が多い。きっとこの本に書いてあるように学校でちゃんと教えられなかったせいだな。戦前の道徳教育が軍国主義の片棒を担いだと疑われたせいか戦後の道徳教育はしつけを徹底するという点では中途半端で、結局、何も身に付かないものに終わってしまった(ように思う)。礼儀作法は何度も繰り返して身体に覚えこませなければ身に付かない。日常におけるハレやケを強く意識しなくなったせいもあるかもしれない。2015/10/11
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