平凡社新書<br> 人格障害の時代

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平凡社新書
人格障害の時代

  • 著者名:岡田尊司
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 平凡社(2017/12発売)
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  • ISBN:9784582852295

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内容説明

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短絡的な殺人など、不可解な事件がなぜ起こるのか。アルコール依存や拒食症はなぜ止まらないのか。児童虐待、家庭内暴力がなぜ多くなっているのか。欲望をコントロールできない人がなぜ増えているのか…。これらは「人格障害」という病理から発しているのだ。現代人の誰もが感じ、直面している不安に、治療の最前線に立つ精神科医が答えを示す。

目次

第1章 おかしいのは、子供だけか?
第2章 人格障害とは
第3章 人格障害のタイプその特徴と注意点
第4章 生きづらさを生む人格障害
第5章 人格障害を手当てする
第6章 社会を蝕む人格障害
第7章 浸透する人格障害の背景
第8章 人格障害から子供と社会を守る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SKH

11
「人格障害」を社会的な副産物として解説。2015/01/28

Humbaba

8
多くの人は,自分は一般的な人間であると信じているだろう.しかし,それは本当なのだろうか.人を自由にすれば,自己愛が肥大化して一般からは外れてしまう.しかし,あまりにも締め付けすぎればそれはそれで別の問題を引き起こす.治療が必要ないとしても,自分のことを考えて振り返ることは大切である.2011/05/02

eirianda

7
人格障害までいかなくても、皆、いずれかのパターンに当てはまるのではないだろうか。最近人格障害が増えてきた、とあるが〝人格障害〟という言葉でカテゴライズしだしたのが最近で、昔から依存する人もいれば、詐欺師もいれば、怪しげな新興宗教も、殺人も、戦争も、少年犯罪もあったはず。むしろ、一昔前のほうが無秩序で混沌とした中に、超厄介な人々がその辺に普通にいたような気がする。金の無心したりアル中だったりほら吹きだったり、厄介な親戚とか近所の大人って身近にいたよなぁ。その時代でどんな傾向の人格が多いか比べてみたい。2014/04/25

ステビア

5
「ポストモダン」が人格障害を産み出したと言いたいらしい。どこまで妥当性があるだろう?生物学的な話があまり出てこないのも気になるなぁ。2014/02/03

うめ

4
人格障害というと精神病みたいなイメージが強いけれど、結局程度の問題であって、依存も強迫も自己愛も回避も反社会性もすべてにおいて常にバランスが取れている人なんて存在しないんじゃないだろうか。それが個性に留まるのか障害に至るのかの線引きは難しい。子どもたち一人一人の個性を尊重しようとすると、教育論は抽象論にならざるを得ないのがいつももやもや。人が社会を作るって難しいなぁと思う。2012/10/15

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