平凡社新書<br> 「食」の課外授業

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平凡社新書
「食」の課外授業

  • 著者名:西江雅之
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 平凡社(2017/12発売)
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  • ISBN:9784582853049

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内容説明

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人間にとって「食べる」とはなにか?「食べる物」と「食べられる物」の違いはなにか?文化によって食の制約があるのはなぜか?食べる上でのさまざまなタブーは、どのようなものか?日々行っている「食べる」ことと「飲む」ことについて、ちょっと視点を変えて見てみると…。文化人類学の視点から見た、驚きに満ちた人間と食の関係。

目次

第1話 「食べる」とは何か
第2話 「食べ物」は「文化」である
第3話 食べ物とコミュニケーション
第4話 食べ物と制約
第5話 食べ物のフィールドワーク
第6話 料理を「創る」
第7話 「食べ物」の「伝統」を考える
第8話 「食べ物」をめぐる「欲望」
第9話 行為と用具

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetuneco

6
食べることが出来るものと食べ物は一致しない。長い課外授業。2011/01/17

三上 直樹

5
西江先生の著作のうち電子書籍で入手できるものをさっそく読了。「ことば」の方より知っている話が少なく、文も少し堅めですが、食を通じて文化とは何かを理解できる内容。 何といっても、「伝統とは未来である」という逆説的な一節は目から鱗です。2015/06/20

Humbaba

5
自分にとっての常識は,他人にとっては非常識かもしれない.食物と食べられるものは等号関係で結ぶことはできない.自分にとっては食物であっても,他人にとっては絶対に口にしようとは思わないものであるというのは,異なる文化圏では頻繁に起こりえる.無理して口にしなくてもよいが,他者のそれをおかしいと切り捨てるというのは,正しい姿とは言えないだろう.2011/11/29

にむ@積み本消化中

3
図書室からの借り本。異文化を無理に受け入れなくてもいいと思いますが、だからと言って異文化への過剰な拒絶は間違っている。必ずしも自分の生活や文化の枠内だけが正しいわけではない。と、食を通じてそれぞれの文化を考えさせられました。2013/09/02

ネムル

2
文化人類学者・言語学者という視点から見た「食」のあり方。「伝統とは未来である」という物言いがカッコイイ。他の著作、特に紀行文なんかもちょっと読んでみたい。2015/03/03

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