イアラ

個数:1
紙書籍版価格
¥639
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

イアラ

  • 著者名:楳図かずお【作】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2017/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091924384

ファイル: /

内容説明

恋した女性のあまりにも哀しい最期。女が死の直前に叫んだ言葉「イアラ」の意味を知るため、男は悠久の時を生き続ける…。楳図かずお、伝説の名作が文庫版で登場!   (イアラ)▼第1章/さなめ▼第2章/しるし▼第3章/わび▼第4章/かげろう▼第5章/うつろい▼第6章/望郷 (イアラ連作短編シリーズ)▼ねむり▼雪の夜の童話▼指●あらすじ/天平の世の昔、土麻呂(つちまろ)は奴婢の娘・小菜女(さなめ)と恋に落ちた。だが、大仏を建立するために土麻呂は都に狩り出されてしまう。男に逢いたい一心で、ぼろぼろになりながら都まで歩いてきた小菜女。力尽きて現場の前に倒れていた女を救ったのは、建立の指揮官・国中公麻呂だった(第1章)。 ●本巻の特徴/緊急出版決定! 恐怖マンガの巨匠・楳図かずおが描いた、あの伝説の名作が蘇る!! 世の平安のため、聖武天皇が行なった大事業“大仏建立”。だが、その陰には若い男女の尊くも哀しい悲劇の物語があった。“大仏のたましい”として、生きたまま胎内に溶かされる女。その記憶を胸に永遠の時を生きる運命を負った男。時空を超えたドラマの結末は…!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

9
初読。1970年発表という。これも名作だ。こんな作品を子供たちとの共用書棚に放出するのが喜ばしいのです。2020/11/07

KASAO

7
「イアラー」という叫んで死んでいった愛する女の面影を求め、不老不死となって俗世を彷徨い続ける男と、各時代で出会う女たちの物語をまとめた連作短編漫画。最初はホラーかと思ったけど、SFだった。某作家さんの本紹介本で読んで気になってたとき友人が持っているのを知り、借りて読了。読み終わってみて結局イアラーの意味と起こった出来事に納得は出来なかったけど、読了感は悪くない。この本には未収録の「イアラ」シリーズの話もあるみたいだし、少し探してみようかなと思う。2016/11/04

フロム

5
別の人の指摘ではないがイメージ的には手塚の火の鳥に近い。 楳図はイメージと情念で突っ走る人かと思ったら博識かつ非常な勉強家。楳図はSF三部作から入ったので悩みながら試行錯誤しながら巧緻的に組み立てかたをされてるこの作品は意外。初めて楳図かずおを読むなら短編からでは無くて腹を括ってSF三部作のどれかから始めた方がいいんじゃないかなぁ。2022/03/13

kasukade

2
天才。楳図かずおはこんなすごい文学にして哲学作品を描いてたのか。物語のサーガになぞらえ文学、哲学、マンガ学をぶち込んだ最高のSFロマン作品。マンガ好きは読むべき1冊!2015/10/25

千利休

1
一冊読みきれず。『漂流教室』とは違う路線で、初期楳図作品を彷彿とさせるのだが、とにかく文字が多すぎる。これが名作...?2021/02/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/554527
  • ご注意事項