- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
医療の国際化や無保険者の急増など、健康保険制度は、その土台から崩れようとしている。だが一方で、日本の皆保険制度は、「世界一」の折り紙がつけられるほど、評価が高い。国民皆保険の達成から半世紀たったいま、「メイド・イン・ジャパンの逸品」を改めて検証する。
目次
プロローグ-国民皆保険五〇年
第1章 世界に冠たる日本の皆保険?
第2章 貧困という「内」なる危機
第3章 医療を突き崩すのは誰か-国際化という「外」からの圧力
第4章 国民皆保険へのけわしい道のり
第5章 医療の「公平さ」と「先進性」をどう両立するか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shigoro
5
世界一優れたモデルであり、最後の砦とも言われる国民皆保険。ただここに来て、あまりの不況ぶりに、払えない人も多数出てきてしまっている。少子高齢化に医療・福祉にかかる財政負担増に加え、もしかしたらTPPでの医療でのグローバル化で、モデルの再構築しなければならない状況になってきている。アメリカのような全てが民間保険で、入ってなかったら虫垂炎で100万みたいのは勘弁して欲しいよな(汗) 2011/12/26
晴れ女のMoeco
3
日本の健康保険制度の概要や、その歴史的経緯、あとはTPP参加による医療崩壊の懸念…など浅く広く。国民健康保険の加入者は、今は自営業者や農民じゃなくて、3/4が非正規か無職。そんなに多いのかっていうのと、まぁ体感的にはわからなくもないのかなとか。 ただ、解決策として国保と社保の統合は……正直、働いたら負け(でも働くけど)、腑に落ちねぇ!!と思ってしまう自分がいる。←社会保障に向かない 社保の加入要件をゆるくして、非正規でももっと社保に入れたほうがいいと思うんだけど…。外国人と健康保険もね、どうするんだろね。2015/05/27
telephone
2
国民皆保険に賛成の国民は多いと思うし、国民皆保険が崩壊して、医療を受けられない国民が出てくるのはみたくない。うまく制度改正して国民皆保険を守ってほしい。2016/09/24
Akio Kudo
1
★★ 国民皆保健が危機を迎えているのは論を待たない。しかし、それについて、どうするのかがない。2019/02/26
伊野
1
後半の国保の成り立ちについてはとても参考になった。先見性のあった後藤新平が現在の制度を見たらどう感じるだろうか。TPPがもたらす医療の自由化等については、論理的ではあるけれど、医療法人の株式会社化や混合診療の氾濫等そこまで変化してしまうのかと思った。2018/09/11
-
- 電子書籍
- 孤独な富豪【分冊】 5巻 ハーレクイン…
-
- 電子書籍
- 閉鎖病棟入院日記 ――あなたの知らない…
-
- 電子書籍
- まいっちゃうわマチコさん! 6 マーガ…
-
- 電子書籍
- 治癒魔法の間違った使い方 ~戦場を駆け…
-
- 電子書籍
- ONE Final ―未来のエスキース…