内容説明
勘当されて辺境星域へとたどりついた大商家の若旦那と、祖父の食堂をついだばかりの少女コノミが巻き起こす抱腹絶倒の食べ物小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
34
機械知性により過保護過ぎるほど守られた宇宙世界。中央星域の商家を勘当されたお人好しな若旦那マルスが、辺境の宇宙港でかつての奉公人・祖父の食堂〈このみ屋〉を再開させようと頑張る少女コノミと再会する物語。宇宙グルメを期待して読むと、計算され過ぎた調整食や厳しい辺境の食糧事情に面食らいますが、どんどん厄介事に巻き込まれてゆく若旦那に、バイタリティあふれるコノミや若旦那の妹、異星人まで絡むカオスな展開には勢いがあって、あれ?と思うようなところも散見されますが、荒削りながらもなかなか面白いものを読めたと思いました。2017/12/27
ぜんこう
23
宇宙港、若旦那、食堂「このみ屋」・・・何となく相いれない設定だけど、読み進めるとしっくりくる不思議w どこにいても食事って大事。 感動は少ないけど、軽く読めて楽しい。 続編が出るとうれしい。2018/03/24
緋莢
22
中央星域の大商家の若旦那だったが、勘当されてしまったマルス。流れ着いた辺境の宇宙港で、かつての使用人・コノミと再会。コノミは祖父の食堂「このみ屋」を再開させようとしていて、という話。<食材の不足、単調なメニュー、サイボーグや異星人という奇天烈な客にめげず、創意工夫でお腹と心を満たしていく!>とあらすじにはありましたが、正直、そういう話だったか?というのが読了後の感想。描写されているもののイメージが上手く出来ず、物語に入り込めなかったのが原因かもしれません。 2018/02/03
かおりっくま
20
しっかりしたSFだった。キャラもたってて面白い。だけど、どうしてだろう?出てくる料理があまり美味しそうじゃないのにお腹が空いてきた(笑)昼ごはんにします。3分でゆで上がるパスタと混ぜるだけのソース、インスタント味噌汁と昆布の佃煮、煮豆(手抜き)2019/04/30
ソラ
19
SFとしては上手いこと考えてる気がするんだけど話の持って行き方があんまり…。2018/01/03