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内容説明
武田信玄は1521年、甲斐の国(山梨県)の石水寺で生まれた戦国武将です。 父・信虎とは仲が悪く、 やがて父を今川義元への人質として追放してしまいます 上杉謙信との5度にわたる川中島の戦いなど 戦につぐ戦を生きぬき、 その存在を力づくで戦国の世に知らしめます。 織田信長や徳川家康がもっともおそれた相手でした。 天下取りへの意欲を最後まで持ち続けた信玄でしたが、果たせず53歳で病に倒れます。
目次
はじめに
1 世つぎの誕生
2 新しい国づくり
3 上洛を目指して
武田信玄の年表
解説 いまもかわりなくしたわれる信玄公 木暮正夫
武田信玄をめぐる歴史人物伝
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
畑ぽん
8
山梨県に行くとあちらこちらで見かける信玄公ゆかりの○○。名所旧跡でよく見かけるけど、自分あんまりその足跡は知らなかったなと思い出して手に取った一冊。小中学生向けの本ではありましたが、なかなか読みごたえがありました。民衆や家臣達がどうしたら自分に付いてきてくれるかを第一に考えて行動した知的な人だったようですね。甲陽軍艦って戦国時代における教養書みたいな感じなのかな。ちょっと気になりました。2024/10/14
たつや
7
知ってるようで理解してなかった武田信玄の児童書を見つけたので図書館で借りる。読みやすく、面白かったです。動かざること山の如し、風林火山の名台詞がカッコいい。児童書と言っても馬鹿にできません。熱く、興奮できる一冊でした。2024/06/20
むら松
3
武田信玄は勇猛果敢の印象が強いが、若いころから法を整備して、統治する自らも法の支配下に置いていたのは意外だった。自分も律する法律を作るというのは、今の統治者でも難しいことなのではないかと思う。信玄堤の治水事業や農民に優しい税制、規格の統一など、後世に活かされた施策も多い。返す返すも跡取りにその理念が受け継がれなかったのが残念。とりあえず山梨に行ったら、信玄と呼び捨てにせず「信玄公」と呼ぶように気をつけようと思った。2025/01/06
キオン☆
1
ルビ付きで助かった。名前は難しいよ。悲運の武将、か。信玄は天下を統一していたかもしれないわけだ。領土の括りも違ってきただろうに、残念だったよ。アウトラインがちょっとわかってきた。四天王と言われた側近ら、気になるー。今夏、信玄本を読むか『甲陽軍艦』も魅力的。難しいか?足利家のお世継ぎ問題に端を発した戦国時代。まったく、無駄な血を流させて。2021/06/21