中公文庫<br> 猫ミス!

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中公文庫
猫ミス!

  • ISBN:9784122064638

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内容説明

気まぐれでミステリアスな〈相棒〉をめぐる、豪華執筆陣による全8篇――新井素子×黒猫の独白、秋吉理香子×野良猫見守り隊、芦沢央×少年名探偵と仔猫、小松エメル×猫になりたがる妹、恒川光太郎×妖怪猫ケシヨウ、菅野雪虫×オッドアイと「死神」、長岡弘樹×高齢者とペットロス、そにしけんじ×探偵ニャンロックホームズ。いつでもどこからでも手軽に猫を愛でることができる、バラエティ豊かなアンソロジー。

◆収録作と主な登場猫物◆
新井素子「黒猫ナイトの冒険」(自称「名前は、ない」野良猫)
秋吉理香子「呪い」(白い野良猫のシロなど)
芦沢央「春の作り方」(黒と茶のサビ猫)
小松エメル「一心同体」(黄色い瞳の黒猫)
恒川光太郎「猫どろぼう猫」(水色の瞳のサバ虎)
菅野雪虫「オッドアイ」(虹彩異色症の白猫)
長岡弘樹「四月のジンクス」(シャム猫のハナ)
そにしけんじ「猫探偵事務所」(助手のニャトソンくん)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

228
家族に「そにしけんじも載ってるよ」って言ったら、読む前にバッと取られました。特に坊主がそにしさんファンでね。ネタ振りから小ボケを挟んでの事件解決までは23コマ必要なのは止む無しですね。ねこねこアンソロジー、ミステリー風味。ミステリーの深度もまちまちで、バラエティに富みます。中では、芦沢さんの『春の作り方』が好きかなぁ。タイトルも良いし、ネタバレ過ぎるのでここでは書くの控えますが、事件のキーに知らない事が有って、調べてみたら、本当に可愛く綺麗だった( ¨̮ )。もっと知られていても良い気がするな〜。2022/08/28

ダイ@2019.11.2~一時休止

121
猫に関するアンソロジー。ミスはミステリーではなくミステリアスだったのか、そこが最初に騙された。2017/11/10

ちょろこ

101
全てに猫が登場するアンソロジーの一冊。はじめましての作家さんもそうでない作家さんも…猫が必ず登場するアンソロジー、どれも良かった!全部楽しめた!ほっこりする読後感はもちろん大好きだし、ドキッとする読後感もやっぱり好き、そして涙する読後感は最高。中でも芦沢さんの「春の作り方」、これはラストシーンがたまらない、一番好きな作品。2019/02/16

ゆかーん

93
「ニャオーン」という一声で、人間を虜にしてしまう甘美な生き物それが猫。人を振り回すのが得意で、何を考えているのか分からないからこそ、ミステリーがお似合いです(笑)可愛い猫、ふてぶてしい猫、恐ろしい猫、安心する猫、その性格は実に様々。この小説のにゃんこ様たちも、色々な表情で人間たちを楽しませてくれました。特に良かったのが、「春の作り方」。心が温かくなる素敵なお話でした。「一心同体」も、結構続々する怖さがあって面白かったです。ハッピーエンドもバットエンドもある猫アンソロジー小説は、お得感満載です(笑)2017/12/19

のんき

89
猫が登場する8編のお話し。短いし、気軽に読めます。猫が出てくるというだけで、なんかミステリアスな感じがします。でも、オッドアイと四月のジンクスの二つのお話しは、ジーンときましたよ。お話しもいろいろだし、猫もいろいろで楽しめました。たまに、うちのネコを見てると、なんかネコになりたくなるときもあります。自由で、いつもツンとしてて、たまーに、人に甘えてデレッとして、人に遊んでもらえるのも悪くないよね。うちのネコが幸せだと思っていてくれたらいいな2020/02/11

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