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内容説明
子育ては何もかも期間限定のいとおしい時間。
東日本大震災を機に、仙台から移り住んだ石垣島。都会の生活から一変した島の暮らしが親子に与えてくれた豊かな時間が、短歌と共に綴られます。
「たくみん」は中学2年生に成長し、親がしてやれることもだんだんと少なくなってきたことを実感する日々。
『ありがとうのかんづめ』というタイトルには、俵さんの、子育ての日々の中で授けられた感謝の思いを閉じ込めた「この缶詰一個あれば、母は充分」という意味が込められています。
「子育て」は「親育て」であることを実感するハートウォーミングなエッセイです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nemuro
51
昨年2月、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」の『「サラダ記念日」から36年 歌人 俵万智は「存命なう」』を偶然観て、そうかぁそんなに経つのかと。『サラダ記念日』を再購入し、いつか読もうとソッと本棚に。図書館から借りて2度の延長を経てしまい返却日の本日、バタバタと一気読み。「月刊誌『エデュー』に連載(2009年~2013年)の子育てエッセイ・後半部分」。「あとがき」に「久しぶりに読み返して、子育ては何もかもが期間限定なんだと、あらためて思う」とあった。楽しさも大変さも。短歌の表現力、自由さを思った。2024/07/10
くぅ
39
読んでよかった。子育て、子供と歩む時間、そういう時間がとても温かく愛おしく感じる一冊。最初の"子の声で神の言葉を聞く夕べ「すべてのことに感謝しなさい」"の話から素敵で、また考えさせられた。"些細ないたずらに微笑みかける時と、悪しき行いを毅然とたしなめる時、その二つの時を見分ける英知を与えてください"にはハッとするというか、気をつけないとと改めて感じたり。戦争の話もしかり。息子が生まれてから一般論とはまた別のところで戦争にNOを唱えるというのはとてもわかる。俵さんの息子くんは流石、ボキャブラリー豊富で素敵!2018/04/19
たーちゃん
27
俵万智さんが息子さんとの日々を綴ったエッセイ。相変わらず息子さんとの会話の面白さに何度も笑った。子供の好奇心と行動力には関心させられた。自分の息子は大きくなっていくにつれ、どんなことに興味を持っていくのだろう。息子の興味があることをすぐに察知出来る親になれるだろうか。夢中になれる何かを見つけてほしい。自然にも出来るだけ沢山触れさせたい。だけど虫にはあまり興味が向かないといいなと思ってしまうのは矛盾しているだろうか。2019/03/30
Syo
18
大好きな田原町。 じゃなかった、俵万智。 そっか、仙台から石垣島へ。 で、今は宮崎かぁ。 星の王子さまの絵本と 俵万智が文章を担当した絵本を 読むのも楽しみ。 そうそう、若山牧水も 待ってます。 夢中になれるかな。2017/11/29
抹茶モナカ
14
NHKのプロフェッショナルを観て、図書館から借りた。俵万智さんへの興味から。子育てした事ないので、短歌を読んでも、感じる部分とかは少なかったけど、解題みたいにエッセイが付されているから、読み物として面白かった。2023/05/23