角川ソフィア文庫<br> 麺の歴史 ラーメンはどこから来たか

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角川ソフィア文庫
麺の歴史 ラーメンはどこから来たか

  • 著者名:奥村彪生【著者】/安藤百福【監修】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • KADOKAWA(2017/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044002923

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内容説明

「チキンラーメン」生みの親の安藤百福と、日本の食文化研究家の奥村彪生がラーメンのルーツをもとめて旅に出た! 経済、文化、歴史……多様な視点で、今に至るまでのラーメンのすべてを描き尽くす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

とーんぷーん

13
麺の歴史は小麦粉加工の歴史でもあるというぐらい、色々な食べ物の紹介がある。室町時代にカン水入りの携帯面を食べたなど、大正時代より前にラーメン(の前進?)を受け入れる時期が昔にあったのでは?室町時代は、調菜と刺身技術が合体したり、世阿弥など文化が花開いた時代なのだな。味噌ラーメンは豚汁からヒントを得たこと、時そばに出てくる「しっぽく」、メンマの由来説、羊羹の由来説、いろんな話題が出てきて面白かった。ここまでラーメンについて深く熱く語られてしまうと、何故か、美味しんぼの「ラーメン三銃士」を思い出してしまう。2021/01/15

アルカリオン

12
監修は安藤百福氏▼雑誌や書籍で「水戸光圀公は(日本で初めて)ラーメンを食べた」という記載が散見されるが、これは誤りである。ラーメンとは到底よべない料理を「ラーメンの原型のようなものだったにちがいない」と勝手に想像しているだけである(電子書籍ページ 190/333) 2021/11/03

niz001

7
嬉しい文庫化。日本のラーメンに至る麺食の歴史とその前段階として中国の『麺』の歴史。巻末の「日本の麺類の系譜」だけでも必見。2017/11/26

澤水月

5
大分「ほうちょう」などご当地麺原点、アジア(特に禅の精進料理)から各国ごとへの発展、ラーメンは中国にない戦後発展日本食(老麺の字誤りや小菅桂子氏への指摘は厳しすぎるきらい。ラーっと伸ばすからという著者奥村氏はどうなん)…饅頭本的な部分もあり百福氏礼賛が最後に強いものの全体に面白い。80年代の呑気なメセナ(企業が文化研究に投資)はバブル崩壊後少し変容見える感。とはいえ貴重「麺ロードをゆく」他安藤百福が学者と「麺」のルーツを辿るメセナ系譜の集大成、チキンラーメン発売40年記念の98年初刊を17年補筆文庫化。2025/04/30

イッセイ

2
角川ソフィア文庫に収められるように、学術的な1冊。中国にラーメンいや麺類のルーツを求めるが、枝分かれがすごい。ただ、漢字で細かく書き分けているのに、麺類も餃子の皮も小麦粉を練ったものということで、同じだなんて…。緻密なのか緩いのか、そんなところも楽しめた。2023/10/28

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