内容説明
2017年10月より放送のオリジナル青春アニメ『Just Because!』の原作小説。高校生活、残り3ヶ月。告げられない想い、受験や就職、将来への不安……消化するだけだった日々に淡い輝きが差す。
高校三年の冬。残りわずかとなった高校生活。このまま、なんとなく卒業していくのだと誰もが思っていた。突然、彼が帰ってくるまでは。中学の頃に一度は遠くの街へと引っ越した同級生。季節外れの転校生との再会は、「なんとなく」で終わろうとしていた彼らの気持ちに、小さなスタートの合図を響かせた――。2017年10~12月に放映となるテレビアニメの原作小説。湘南を舞台にした青春群像劇を、アニメのシリーズ構成・脚本を手掛けた鴨志田一が執筆。
※本書は「ダ・ヴィンチ」2017年10月号~12月号の連載に、書き下ろしを加えたものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
71
再び地元へ戻る事で止まった時間が動き出す、高校生達のきらめきと揺らぎを描いた青春群像劇ここに開幕。はぁ、なんて焦ったくて切なくて甘酸っぱい物語なんだ。最初から最後までずっとドキドキしっ放しやったわ。好きという想いを胸にしまっておく気持ち、伝えたいけど伝えれない言葉。鴨志田先生が描いたのはそんな等身大の恋模様。だからこそ共感できるし、彼らの不器用で眩しい恋模様を応援したくなるんだろうな。なんだか羨ましい。アニメでは分からないキャラの心情も分かったし、補完的な意味でも良い1冊でした。2017/12/07
ピロ麻呂
67
失って 初めて気づく この気持ち あなたのことが 好きだったんだ… 久しぶりに短歌が詠めちゃうぐらいおもしろかった!(^^)just because、そう、人を好きになるときって「なんとなく」なんだよね。ちょっとした仕草だったり、困った時に助けてくれたり、突然ジェラシーを感じたり。ありふれた片恋ラブストーリーだけど、それがまたいいヾ(≧∇≦)アニメ版を観てみたい!2018/01/14
さばかん
66
ほぼアニメと同じ。 だが小説には、映像では表せきれない地の文というものがある。 その地の文によって、登場人物主に泉と夏目の心情描写が表出されている。 控え目に言って、良い、とても、良い。2018/01/30
よっち
57
高校三年の冬、残りわずかとなった高校生活。このまま何となく卒業していくのだと誰もが思っていた中、突然中学の頃に親の転勤で引っ越した瑛太が戻ってきて、少しずつ関係が変わってゆくTVアニメ原作小説。瑛太がかつて淡い恋心を抱いていた美緒、美緒が想いを寄せていた親友・陽斗との再会。陽斗の葉月への想いや、写真部存続のために奔走する恵那の思いも絡めて展開されてゆくこの青春群像劇は、止まったままだった過去の想いにきちんと向き合う物語でもあって、ひたむきで不器用なもどかしい想いを応援したくなるとても素敵な青春小説でした。2017/11/26
吊り太郎
45
『あいつを好きな君の横顔が、たまらなく綺麗だったからー』に引かれ購入!!青春純情恋愛小説。高3の三学期から転向して中学時代の友人に再会し、淡い想いを抱いていた人の名前を聞き、再び彼女に再会した時も、好きな人を見つめる目で気がついてしまう!そこから、ストーリーは展開され夢中で読み更けました(笑)アニメ化もされている様で、気になりますね!見てみたいと思いました! また、初読みの作家さんだったので、樂作品も読んでみたいですね!2017/12/15
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