ガガガ文庫<br> ストライクフォール3

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ガガガ文庫
ストライクフォール3

  • ISBN:9784094517040

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内容説明

「強いってのはこういうことだ」。

シーズンオフを迎え、鷹森雄星は一軍強化キャンプへの参加を許される。
しかし一軍は、雄星の想像を超えた厳しい世界だった。

「二軍じゃどうだったか知らんが、ここじゃ、おまえは特別じゃない。“その他大勢(ワン・オブ・ゼム)”だ――」

既に慣性制御は普及し、“生みの親”である雄星以上の使い手がチーム内にもごろごろと現れる。

憧れの存在たちに厳しい言葉で叱咤される日々。
だが、決して隔意だけではない“一軍の矜恃”に触れ、雄星はプロとしての生き様をその身で学んでいく。


そんななか、紅白戦でリーダー機を務めたアデーレが、一軍リーダー機のケイトリンを撃破してしまい……?


波乱の新シーズンが、幕を開けようとしていた。

“王の御手”を持つ黒騎士もついに復活!?
SF界の俊英が放つ疾走スペースグラフィティ、騒然の第3弾!!

※「ガ報」付き!

※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

46
新時代の幕開けを告げるシリーズ第三弾。すごい、すごすぎる。存在しない架空の競技なのに、目の前で試合が行われているかのような臨場感と緊迫感、そして選手たちの気迫がこれでもか!という位ビシビシと伝わってきて今回も鳥肌と興奮が止まりませんでした。試合描写だけでなく人間ドラマも濃密で特に今回影の主役とも言えるケイトリンの存在感がこれまた素晴らしい。技術革新によって淘汰されそうになりながらも持てる手を使って戦う人間の強さを見させてもらいました。ここまで感情移入したサブキャラは久々かもしれない。本当この作品スゴいわ。2017/11/19

よっち

35
シーズンオフ。一軍強化キャンプ参加を許されるも既に慣性制御は普及し、自分以上の使い手がチーム内にもごろごろいる厳しい現実に直面する雄星。チームも慣性制御の扱いを巡ってアデーレが一軍リーダーケイトリンと対立する第三弾。慣性制御を何とかフォーメーションに取り込もうとするケイトリンとそれでいいのか疑問を感じるアデーレの熱いぶつかり合い。慣性制御の戦術も雄星を巡る環境も激変してゆく中で迎えた優勝候補との開幕戦は予想を超える展開の連続で圧巻でした。正妻感ある幼馴染・環とアデーレの水面下での駆け引きもこれからですね。2017/11/17

ヱロ本Gメン

34
どっひゃー!初っ端からの蛮族パワーに胸ぐら掴まれガクガク揺さぶられる。そしてトドメは一発逆転ファイヤー!かと思いきや不発…それでもTHE・王道、素・晴ラショー!舞台設定競技説明も無理なく物語にハマっている。解せないのは廃棄派の思考。チル・ウエポンを捨てれば大障壁は無くなるの?極左テロなんていつもこんなもんか。常識人ケイトリンの選択には至極納得。月面を舞台にしているせいかJPホーガンによるスポーツノンフィクションを読んでる気分。これラノベ?あ、ガガガ文庫って小学館SF文庫だっけ。あえて捨て台詞、大傑作。 2017/11/29

まるぼろ

22
シルバーハンズの一軍強化キャンプに参加した雄星、慣性制御の元で劇的に変化していく戦術、そしてコントラクターを巡る様々な思惑を抱えてシルバーハンズは新シーズンの初戦を迎えるが…と言うお話。初戦の模様もそうでしたが、そこに至るまでの物語が凝縮されて載っていたのでだいぶ読み応えがありました。先に触れた慣性制御を軸にしたストライクフォールの戦術の根底からの変化や、コントラクターを巡ってのチル・ウェポン肯定派と否定派との争い、そして今シーズン優勝を宿命づけられた→2018/01/25

ツバサ

20
熱くて燃える。架空のスポーツなのに、読んでたら本当にあるんじゃないかと錯覚する物語の世界感が堪らない。この作品が持つ面白さは本物だ。2018/01/17

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