ガガガ文庫<br> 年下寮母に甘えていいですよ?

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ガガガ文庫
年下寮母に甘えていいですよ?

  • ISBN:9784094517071

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内容説明

これからは私があなたのおかーさんです♪

「私は寮生みんなの母親です。だから、優斗さんも気兼ねなく『おかーさん』と呼んでくださいね♪」

不思議な学生寮に住むことになった天涯孤独の高校生・四ノ宮優斗は、中学生にしか見えない寮母の九段下あるてにそう告げられる。しかし、現代社会を生きる男子高校生が、年下の女の子に「はぁい、おかーさん! バブバブー! オギャオギャ!」なんて天地がひっくり返っても言えるわけがない。
それは、親戚中をたらい回しにされた過去から自立をモットーにして生きる優斗にとってはなおのことだ。だが、そんな彼の気持ちとは裏腹に、あるての甘やかし攻撃は留まるところを知らない。

「おかーさんが耳かきしてあげます!」
「おかーさんが添い寝してあげましょう♪」
「おかーさんの胸で甘えてくださいね?」

なんだこの安心感は……? これがおかーさんに甘えるということなのか……?
……いや! でも! 絶対に! 年下の女の子に甘えたりなんてしないんだからねっ!!!
第10回小学館ライトノベル大賞優秀賞『ふあゆ』の今慈ムジナがたどり着いた新境地! 甘やかしたがり年下寮母と自立したがり高校生が織りなす、新感覚バブコメここに爆誕!!

※「ガ報」付き!

※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

38
謎の年下寮母と自立した大人に憧れる高校生男子が1つ屋根の下で暮らす新感覚バブコメここに開幕。前作「ふあゆ」からまさかの路線変更か?…かと思ったら、意外とそうでも無かった。前半は割とよくあるタイプのコメディ、後半から著者本来の持ち味である独特で特異な展開にする事で、バブみ小説でありながら他のバブみ小説では出せない読後感もある一味違った作品に仕上がっていましたただ癒し要素は少なく、その上サブキャラの存在感も薄かったのは残念。幼馴染と寮生はもうちょっと出番増やして欲しかったかな。続刊あるならそこに期待したい。2017/11/21

ツバサ

21
デビュー作のふあゆから大幅に変わった作風かと思いきや、最後の展開で作者が書きたいことが伝わってきてニヤニヤする。この作品は続くのかな?2017/11/20

ホシナーたかはし

19
イラストに惹かれて購入。話自体が、エロゲ全盛期の出来良いシナリオ風。ちょこちょこ笑わせるところがあって良いです。登場人物たちに癖と秘密がありますが、その秘密を暴くこともネタバラシも無い。話の流れで、それが良いか悪いか分かれるところですが、私は良い方だと思いました。特に良かったのは幼馴染が主人公に好感度MAXではないところ。これ重要。続きあれば読みたい作品。2017/11/18

中性色

18
里芋の煮っころがし。なんか作者のせいなのか編集の原因なのか知らんが、ガガガって既に他レーベルで地位築き始めてるジャンル取り入れると毎回変な方向に持ってくな。個人的にメインのキャラの掛け合いなんかは見どころではあるけれど、そのためか周りに視線がいっちゃってぶれてしまってるかなぁ。というか、一之瀬や八重桜メインの話とかの方がうまく書けるんじゃなかろうか2020/02/03

サキイカスルメ

16
高校生は大人じゃなくていいんだよ?両親を亡くし、親戚をたらい回しにされたせいか立派な大人を自負するヒネクレ高校生四ノ宮優斗が、ひょんなことからお母さんと呼んでほしいという幼女が寮母の日和寮で暮らすことになるお話。主人公優斗は、一見まともに見せつつ、内面は歪みを持つアホの子という複雑なのか単純なのか不思議で面白い子かなと。残念な子なんですよね。ついお姉さん目線で温かく見守りたくなるというか。バブみよりも、そちらが強くて(笑)後半の展開が、ホラーちっくで面白かったです。コメディパートも楽しかったですよ。2017/11/27

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