国際法で読み解く戦後史の真実 - 文明の近代、野蛮な現代

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国際法で読み解く戦後史の真実 - 文明の近代、野蛮な現代

  • 著者名:倉山満
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2017/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569836942

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内容説明

国際法を理解しているのか怪しい、アメリカ。国際法を理解したうえで破る、ロシア。そもそも法を理解できない、中国。そもそも人の道を理解できない、北朝鮮。そうした国々が核兵器を手に激しく火花を散らす中、日本は右往左往するばかり。にもかかわらず、日本人の多くが、第二次世界大戦前よりも、戦後のほうが人類は進歩し、文明的になったと考えているのではなかろうか? だが、第二次世界大戦後、国連をつくり戦争をなくそうとした世界で、嫌というほど、残虐な殺戮が続いてきたことは、少し考えればわかることだ。東西冷戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、中国の暴虐、中東の動乱……。実は、「人類史は進歩している」と考えるのは大間違い。冷戦と革命と地域紛争と虐殺に明け暮れた戦後期は、むしろ「野蛮に退化した時代」だったのである。なぜか。それは文明のルールだった「国際法」をアメリカとソ連(ロシア)が破壊してしまったからだ。戦争根絶、民族自決、共産主義などの理想が、いかに残虐な世界を作ったか。日本は、残虐になってしまったこの世界で、いかに生きていけばいいのか。国際法を切り口として現代史を見ていくと、その大きな流れと各国の思惑が驚くほどによくわかる! 戦後から現代までの世界情勢の謎と闇を一刀両断に解明する斬新な現代史。 【目次より】●第1章 「文明の近代」はなぜ野蛮化したのか ●第2章 戦後日本の「諸問題の根源」を国際法で解く ●第3章 国際法を理解できない者VS理解して破る者の「仁義なき冷戦」 ●第4章 キューバ危機・ベトナム戦争・文化大革命 ●第5章 冷戦が終結し、世界はさらに野蛮になった ●終章 あらためて、なぜいま国際法を学ばねばならないか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

軍縮地球市民shinshin

22
なかなか勉強になる。戦後、国連は戦争を違法化した事実を日本国民はほとんど知らないだろう。国連憲章では武力による国際紛争の解決を禁止したからだ。つまり戦後に起こった武力衝突は国際法的には戦争ではなく紛争になる。それがウェストファリア条約以前の野蛮に逆行したと著者は指摘する。戦争なら国際法でルールが決められているが、宣戦布告を伴わない地域紛争ならば、国際法の適応からは外れるからだ。特に冷戦終結後は世界は混とんとしだし、国連のいうことはどこの国も聞かず、武力だけで国際紛争を解決する風潮となりつつあるという。2017/11/21

hk

21
国際法という補助線をひいて戦後史を俯瞰した一冊。ウェストファリア条約@1648によって、キリスト教徒は「他宗派や価値観の異なる人々を殺さなくてもいいんじゃないか」という叡智を得た(倉山氏オリジナル理論だ)。また30年戦争があまりに悲惨だったため「総力戦」から「目的限定戦争」へのパラダイムシフトも生じる。これは総力戦となったWW1後に欧州で起こった反戦機運とも通底するものがあり、国際法の見直しが進んだ。だが被戦災国から一線を画していたアメリカでは国際法という概念は軽視され続けた…ここに世界の混迷要因がある。2018/04/03

ミナ

15
あっちが悪いことはわかってくれるなんて甘い世界ではなく、自分を救うのは自分しかいないと何度痛い目にあったらわかるのか。授業で英語だ、道徳だと教科化されてきたが、国際社会の一員だと言うのなら国際法を学べる機会をもっと増やすべきだし、国際法を活かす思考力行動力を養うことも必要だろう。周辺国のメッセージに気づかない対応しないのは危険すぎる。本当に「戦争がこの世で最も悲惨なことなのか」を考えさせられる本だった。2018/02/11

やす

11
一気読み。巻末の話題としてやはりロシア(プーチン)は手強い相手だなと。吉田茂と今川氏真が似ているというのは成る程と。2017/12/21

katsusann

8
タイトルにある野蛮な現代の意味が分かった。国連憲章で戦争を違法化したことにより、戦争法規がなくなった。そのため、戦争に関してのルールがなくなり、その分悲惨な状況になる。紛争という状況になり終わりの見えない戦いが続く。国際法は惨たらしい状況を回避するために生まれてきたものだが、それを壊したのはアメリカだと言うことに驚いた。国際法を理解しなければ、国際社会の中で生きていくのは難しいが、それを熟知して使っていかなければ国としての存続が危ぶまれる。力がなければ校章もできないというのも納得できる内容だった。2019/07/06

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