文春新書<br> 小泉進次郎と福田達夫

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文春新書
小泉進次郎と福田達夫

  • 著者名:田﨑史郎
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 文藝春秋(2017/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166611485

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内容説明

「小泉家って親子の会話もワンフレーズなんですか?」(福田)
「そりゃね、ワンフレーズじゃ済まないよね」(小泉)
自民党若手政治家の中でもっとも期待される2人、小泉進次郎氏と福田達夫氏の対談本が実現しました。総理だった父のこと、世襲政治家の家のこと、そして自分の夢のすべてを、初めて語り合った衝撃的な1冊です。
2人は2017年の農政(全農)改革で、自民党の農林部会長と部会長代理という立場で、初めてタッグを組み、大仕事を成し遂げました。その過程で、お互いを知り、認め合い、まるで昔からの親友のような関係になったのです。
「うちの親父(小泉純一郎元首相)は、政治家になると友だちなんかできないと言ってた。それが政治の世界だと」(小泉)
「確かに友だちはいなかったかもしれなかったけど、お父様には仲間がいた。うちの親父(福田康夫元首相)とか森喜朗首相は兄弟だった」(福田)
2人は驚くほど素直に意見をぶつけ合います。農政改革の現場では、敵陣に真っ先に攻め込んで暴れまわる騎兵隊長が小泉氏なら、そのあとを粛々と占領していく歩兵隊長が福田氏。個性は違うけれどもぴったりと息のあったコンビは、小泉純一郎総理―福田康夫官房長官時代を彷彿とさせます。
司会はテレビの政治解説でもおなじみの、時事通信特別解説委員の田崎史郎さん。2人の本音をどんどん引き出していきます。
日本の未来を担う2人の本当の姿が見えてきます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

21
福田さんは農産物の輸出を議論するにも、外交とか安全保障上の位置付けから話を始める。役所では農業者の所得向上の観点から輸出を考えることはあっても、国家外交の観点では考えなかった。 逆に、小泉さんは、現状がおかしいと思ったら、現状をよしとせず、ゼロベースで考え直す壊し屋だ。 全体感を描いて、その中での位置付けを明確にした上で、現状の悪いところを一気に改革していくと言う二人のタッグが出来ると、力強いと著者はいう。 グランドデザインを描き着手小局だが、革新的イノベーションを推し進める組織といったところだろうか。2019/04/13

JUN

13
小泉進次郎は勉強家で、熱量があって、人気が出るのもわかるな。2022/08/02

anken99

10
非常に面白かった。10年後、20年後、いやもっと早く日本の舵取りをするかもしれない2人の対談。農業改革に関わってのあれこれ、あまりにも個性の異なる2人だが、今後何かやってくれるに違いないという期待感を抱かせる。菅さんほか重鎮、あるいは農水省若手官僚によるインタビューや、2人を個別にインタビューして相手に足りないものを問うなど、内容も非常に考えられて作られていて、ついつい引き込まれてしまった。2019/03/21

OjohmbonX

9
小泉議員は最近「小泉構文」と揶揄されたり「こいつは馬鹿にしてOK」みたいな風潮もあるが、もともと議員になる時に「世襲議員」としてものすごい叩かれ方をした後に、ものすごい人気が出たという上がり下がりを見ているので、また風向きが変われば「世間の評価」なんかすぐ変わるんだろうなと思っている。本書を見ても小泉・福田両氏も相当の勉強家で優秀、「世襲」に対する客観視もできてる。ただその上で、やっぱり世襲化は抑制するような制約が必要だという気持ちがより強くなる。2022/06/21

KOHDA

8
政治不信が叫ばれ久しいが…人のために努力し、勉強し、仕事する人達。いるんです。男前だと思います。小泉進次郎のような人間に興味を持つことから政治にアプローチしていくのも有りだと思う。2018/08/15

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