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内容説明
自殺サイト「ブラックパラドクス」を通じて知り合った4名の自殺志願者たち。完璧な死を求めて彷徨う彼らが開けてしまった、その扉とは…? 表題作の他、伝説の読み切り作品2本も同時収録
完璧な死を求めて集まった4人組。だがその道のりは、思わぬ怪異へと繋がっていて…?
全員黒い服を着て待ち合わせた、男女2人ずつの4人組。彼らは自殺サイトで知り合った自殺志願者たちで、早速車に乗って決行場所へ向かうことに。車中、4人は各々の自殺理由を語り合うが、マルソーは隣席の薔薇っちの姿がルームミラーに映っていないことに気付く。また、タブローもピータンの体からモーター音が聞こえることを不審がっていた。たどりついた樹林で、それが事実と確信したマルソーとタブローは、その場を逃げ出そうとするが…?(第1話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫丸
13
たとえば魅力的なストーリーを夢で見たとして、朝になってそれを思い出して細部の確認を試みると、どうにも救いようもなく支離滅裂な内容であることに気づく。同じように、漫画家がストーリーを構成するとき、着想の切れっ端をとらえて全体のまとまりをつけようとしても、あまりに奇異な思いつきから始めたら途中で「ダメだこりゃ」となるに違いない。ところがそこに圧倒的な画力があるとする。そうすると奇妙なプロットが強引に展開可能になって、総体としてワケのわからないモノが完成してしまう。そんな作品。2023/03/17
モン&スター
8
久しぶりに引っ張り出して読んだ。 脳や臓腑にこびり付くような気味悪さは薄いけど、あ〜…伊藤潤二エキス〜…とめちゃくちゃ落ち着く。 大切にしてこ。2022/07/25
ぐうぐう
5
第1話を読んだとき、その理路整然としたストーリーに意外に思ったのも束の間、2話以降の展開は、伊藤節全開のぶっ飛び感で貫かれている。もはや、シュールとかギャグとかの境界線を引くことをまったくの無意味なものにしてしまっている凄みがある。このひたすら無邪気な荒唐無稽さは、すべての常識や理屈を凌駕し、批評や解釈を無に帰すのだ。2010/07/07
たっきん
4
鵜飼いワロタww しかも巻末フルカラーで。この人のホラーは下手なギャグ漫画より笑えるから困る。大好きです。2009/04/03
本を読むのは寝室派
3
この方の作品は、「普通」がなく、「おもしろい・つまらない」のどちらかにハッキリわかれると思う。今回は、間違いなく「面白い」に分類出来る。恐怖漫画なのに、先が気になる好奇心で、一気読み。2022/04/15