講談社ノベルス<br> 透明人間

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講談社ノベルス
透明人間

  • 著者名:浦賀和宏【著】
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • 講談社(2017/11発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061823365

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内容説明

過去と現在、二つの事件を安藤直樹が解く!  孤独に絶望し、自殺未遂を繰り返していた理美に、10年前に不審死を遂げた父の秘密が明かされる。自宅地下に隠されていた広大な研究所。遺された実験データの探索中に起こる連続密室殺人。閉じこめられた飯島と理美。亡き父の研究とは?透明人間以外にこの犯行は可能なのか!? 名探偵安藤直樹の推理が真相に迫る!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

333
他に読みたい本が出てきて、中断を挟みながらようやく第一シーズン読了。ラストだけ好きでそれ以外は諸々しんどかった。理美の語り口はなんだろう。負の側面をさらけ出しているようでいて、どこか妙に薄っぺらく、とにかく読書が捗らない。そういういらないところが長ったらしくて、地下室の閉鎖状況の緊迫感なんかは、やたら駆け足。作者の書きたいところは、鬱屈した人間心理が起点であって、ミステリのガジェットは体裁繕いに過ぎないのかな?と思わせるバランスの悪さ。そして、なぜこのシリーズの、このタイミングで、この作品なのだろう…。2018/09/03

りんご

47
おわ、終わりすか、シリーズ終わりすか、そっすか、、、。あー、シーズン2があるんだね。わかった。読むしかなかろ。なんつの、アレじゃん、学園祭の悪魔をそんな終わらせ方にしておいて、この話はまた違うお話だもんなあ、金田を登場させたげてよね。飯島はいいやつだ。飯島がくれた希望を噛み締める、でもこの預言はもっと昔に別の人からもたらされてたんだね。、、、理美は死なない。おれが理美のことを守るから。そうか、じゃあ生きていこう。2024/02/15

眠る山猫屋

40
ミステリーというかSFというか・・・でもきっと、ファンタジー。でもシリーズ中では好きかな。甘くて優しすぎるけど、安藤くんは相変わらず甘くも優しくもない。今回は安藤くんの親友・飯島くんが助けた女の子・里美の物語。孤独感から壊れることを夢見る里美が、亡父の研究にまつわる事件に巻き込まれて…という展開。恋人たちのぶつかり合いが、なんだかリアル。青春小説だったかもしれない。それにしても、本当の孤独を癒やしてくれるものは───無償の愛を与えることなのかぁ…なんか、いいな。2012/03/28

ピップ

29
安藤直樹シリーズ最終巻。幼くして両親を亡くし、透明人間のように誰からも相手にされず生きてきた主人公。自殺未遂も繰り返したが、シリーズ唯一の良心、飯島と出会う。一通り事件解決、物語終了の雰囲気が漂ってるのに残りページが結構あると気づいたときの絶望(笑)このどんでん返しはおそらく安藤シリーズでしかできないように思います。シリーズ最終巻としてはどうだろう。他に語られるべき要素がいくつかあって、もっと続く予定だったのでは?と感じます。それでもこの本がシリーズ内でのベスト!それだけに浦賀さんの夭折が悔やまれます…2022/11/29

じゅんぢ

26
浦賀和宏らしくない本格ミステリーっぽい作品。読者が求めているのは前作の「学園祭の悪魔」の続きだと思う。この作品「時の鳥籠」の後ぐらいに出していたらもっと違う評価をしていたと思う。2021/06/28

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