インパール作戦 - 日本陸軍・最後の大決戦

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インパール作戦 - 日本陸軍・最後の大決戦

  • 著者名:土門周平
  • 価格 ¥1,799(本体¥1,636)
  • PHP研究所(2017/11発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569640310

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内容説明

英軍の援蒋ルートを、インドのアッサム地方攻略によって遮断する。これが、インパール作戦の目的であった。昭和18年における、日本軍の後退ムードを断ち切るためには、絶好のカンフル剤となる作戦ではあったが、度重なる図演の上でも、成功の確率は皆無であった。しかし、陸軍は、第十五軍司令官・牟田口廉也中将を核として、昭和19年初頭、その決行に踏み切る。それこそは、日本陸軍の指揮・命令系統の崩壊の始まりであった。旧陸軍出身の著者が、経験に基づいた分析を加えながら、日本陸軍最悪の作戦の様相を描く、書き下ろし戦史。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

13
物資補給を置き去りにして精神力で補う。最終的に無断撤退が起き組織が崩壊。職業軍人のプライドで作戦中止をはっきり出来ず官僚主義で判断が遅く、誰が責任持っているのかも全てあやふや。戦略の際、イエスマンを周りに置き問題を突いてくる人を更迭し、戦略を実行すると冷静で客観的な意見を無視すると組織自体が壊れる。無責任な組織決定が現場を壊してしまう。当時の物事の決め方、無責任の組織の体質更にプライドが邪魔をして視野が狭くなる。どんなに優れた戦略でも客観的な物事を見る人がいる。組織は階層をなくし官僚主義を打開する事2014/06/07

Akio Kudo

3
★★★★ 読んでいて、余りにも希望的観測に背筋が寒くなる。2018/10/01

B型が苦手

3
リーダーがおかしなことを言い始めた時に幕僚としてはどうすればいいのか、現在進行形で起きていることを正確に把握するのは難しい、意外にも師団長も補給の必要性を真摯に訴えている(ただし根本的にそもそものところで対応できない)等々、単純に戦記として読むだけではなくて、現代の組織の一員としても考えさせられるところが多い1冊でした。2015/11/27

dart

2
主に統帥部からの視点を元に丹念に史実をたどっています。いつの時代にもエリートと一般人の格差はあるものでこの時代はそれが死に直結していました。それにしても終戦前の高級軍人の質の低下は痛々しい限りです。2012/03/14

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