内容説明
新元号を迎えるにあたって、知っておきたい247元号をすべて網羅!
日本史の資料として歴史ファン必携の1冊。●いま元号を使っている国は世界中で日本だけ ●元号に使われた漢字は意外や意外、わずかに72文字だった! ●一番多く使われた漢字は? 29回の「永」●なんとっ! 多くの元号の正確な読みが分かっていない ●「平成」の「成」は元号で初めて使用された漢字だった ●初めての元号「大化」はクーデターがきっかけ ●国内初の金産出というウソで決まった「大宝」 ●長屋王の祟りを恐れて「神亀」から「天平」に ●大地震で「元禄」から「宝永」に改元するも富士山大噴火! などなど、多くの日本人が知らない元号の秘密がすべてわかる、まさに「元号トリビア」!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
53
図書館新刊コーナーで見つけて。「大化」から「平成」まで、すべての元号を解説。元号の歴史は、天皇の歴史でもあるが、それ以上に日本の災厄の歴史であることにびっくり。地震、大火、飢饉、疫病、…国を襲う災厄を断ち切り新たな方向を人民に示すため改元されてきたようだ。明治以後は一世一元となっているが、元号には、歴史が見える。来年には、新たな元号が設定されるが、これまでの災厄を断ち切り、新たな希望に満ちた時代が訪れることを期待したいと思う。2018/08/31
Koichiro Minematsu
25
元号改元は基本的には天皇即位による代始改元であるが、その時代の地震、飢饉などの天変地異や、ハレー彗星の接近、はしか、天然痘による被害のお鎮めにもつかわれていることが分かった。また、天皇=朝廷の主導でなされるが、江戸時代に入ると幕府の申し入れが強くなっていたのも、力関係が分かり面白い。しかし、その幕府主導の大政は、尊皇攘夷の高まりから、慶喜により奉還され、天皇中心の近代国家へと変わっていく。明治→大正→昭和、そして、平成→令和へ。2019/05/06
ふみ乃や文屋
0
現在の元号「平成」が何に拠るのか知らなかった。人間は失敗から学ばない生き物なのだなあと思い、日本人の得意な羊頭狗肉は古代から現代まで脈々と生きている。どういうことか。前者は時代背景があるにしても人を殺めておいてなにかあると「誰々の怨念だ」という、重大な事件を起こしながら、その場では反省するがすぐに忘れ、また同じようなことをする。後者。災害だなんだといって元号だけ変える。これは、元号を変えたところで本質は何も変わらないのにとりあえず取り繕っておけばいいやの精神。日本人は1,000年以上変わらない。2017/12/15
Takamitsu Tsubo
0
平成までのすべての元号と、その出典、年間に起こった出来事を解説するという、面白い本なのですが、時々、誤変換があり、興を削がれた。 2018/09/24
bassman_tubacca
0
昔は、その時代時代の世相や人々の思い、呪詛までも関係して元号が決まっていたというのは面白いが、今それをやられたら大変だ。一世一元制になって良かった(^^;)2018/06/09