角川ebook nf<br> 刀に生きる 刀工・宮入小左衛門行平と現代の刀職たち (角川ebook nf)

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角川ebook nf
刀に生きる 刀工・宮入小左衛門行平と現代の刀職たち (角川ebook nf)

  • 著者名:塩野米松【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2017/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041023471

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内容説明

高倉健が認めた刀匠・宮入小左衛門行平。左利きというハンデを克服し、人間国宝の父を次いで刀匠として生きる彼と、第一線の刀職者たちへの10年以上に及ぶ取材から、現代の刀作りにおける美、哲学、技を描く。

※本書は、2016年10月22日に配信を開始した単行本「刀に生きる 刀工・宮入小左衛門行平と現代の刀職たち」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kemumu

7
日本刀に関わる職人の話。粋な高倉健の話も出てくるので好きな人にはおすすめ。ロジカルな思考が求められるビジネスマンと対極的だからこそ仕事の参考になりそうな気がした。例えば、刀の研ぎ師になったつもりで、理想の結果を何度も何度も想像して、結果までの工程をイメージする。高倉健になったつもりで、理由やロジックを排除して、全身全霊でモノの良し悪しを判断する。〇〇分析する前に職人工程を踏むことを意識したいが、教えたり教わったりできるものでもないのが難しい。2025/03/24

inami

7
◉読書 ★3.5 日本刀を知らない日本人はまずいない。でも、どのように作られているのかを知っている人は少ない。日本刀一振りに、刀鍛冶、研ぎ師、白銀師、鞘師、さらに拵となると塗師、飾り職人、彫金師、組紐師、鍔師、柄巻師がいる。江戸時代が終わり、明治になって武士という階級がなくなり、特殊な人を除き刀は不要になった。技というのは形を作り出すためだけのものではない、素材に対する心得や業者仲間の掟や倫理、前後の職業を受け持つ職人への配慮など、言葉にならぬ生きようが職業を支えた・・日本の伝統・技の伝承をどうする? 2017/10/04

えぬ氏もわるよのぉ

5
刀は、刀身本体のみならず、柄や鐔、鞘といった拵も、一流の職人が作ったものは本当に美しい。そんな高価なものは僕にはとても持てないが。というか僕ごときが持つものではない。というか持てない。万一傷つけてしまったりなんて思うと、怖くてとてもとても……。2019/04/28

たまネギ子

2
作家の方が書かれているので文章が読みやすい。良くできたドキュメンタリー番組を見ている感じで面白かった。左利きは刀鍛冶になれないというのを初めて知った。2018/01/10

はれ

2
聞き書きの塩野米松さんが刀工宮入小左衛門行平さんの元へ通い10年以上かけてやっとまとまったというこの本。聞き書きだからこそ、素人でもわかるように書かれています。これから時代小説を読む時にも度々思い出す本だとおもいます。2016/12/04

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