文学の扉<br> とうちゃんとユーレイババちゃん

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文学の扉
とうちゃんとユーレイババちゃん

  • ISBN:9784062832427

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内容説明

ぼくは六年生。「とうちゃん」とお母さんと三人暮らし。でももう一人、なぜかぼくにしか見えない、ユーレイのババちゃんもいっしょだ。ぼくが四年生だった冬の朝、ババちゃんはベッドの中で冷たくなっていた。そしてその日から、ババちゃんはユーレイになったのだ--。複雑な家庭環境にある小6の男の子をとりまく、ちょっと不思議で、ちょっとせつない日々が、ユーモアいっぱいに描かれます。小学校高学年から楽しく読める一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

45
ちゅうでん児童文学作品。「とうちゃん」は父ではなく名前がとうやだから、とうちゃんで母の兄である。ゆうやくん、そして親友のの複雑な家庭の絆を描いた物語。ユーレイババちゃんも登場するが、一人一人のキャラクターの人柄もよく、温かい物語でした。2022/02/03

ねこ

8
読み進むほどに、ページを繰る手が速くなりました。映画「寅さん」に通じる心地よさ。なんといってもいいのは観覧車でのハプニング。とうちゃんいい! わたしなら惚れるよ。2017/03/09

4
優也が「とうちゃん」と呼ぶのは、本当のお父さんではなく、叔父の透也のこと。若いときから苦労して家族を支え、今も離婚した妹(優也の母親)と優也を守りながら一緒に暮らしている。大人についていくしかない子どもたちには選択肢は少ない。心の繋がりを一番にしていくならば、いろんな家族の形があって良いのだと教えてくれる。2022/02/16

とりじまカラス

3
父親じゃないけど『とうちゃん』と呼ばれるおじさんを中心に、家族の絆を描いた作品。 とにかく出てくる人物が報われず、悲しい目に会います。 それでも悲しさをジョークで笑い飛ばし、前を向く……そんなとうちゃん達のひたむきさに、心を揺さぶられました。 ラストはいい終わり方でしたが、描かれなかった三年間もしっかりとした形で読んでみたかったです。 そう、より深くこの話を読みたいと思わせるくらい、いい作品でした。2020/07/13

ぺんぎんちゃん

2
優しくあたたかい、だけどちょっぴりビターもきいている。読後、心があったかくなりました。2017/08/25

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