文春文庫<br> キャプテンサンダーボルト 下

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader

文春文庫
キャプテンサンダーボルト 下

  • 著者名:阿部和重/伊坂幸太郎
  • 価格 ¥764(本体¥695)
  • 文藝春秋(2017/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167909543

ファイル: /

内容説明

「俺とおまえで世界を救いに行こうじゃないか」
?現代を代表する人気作家ふたりが合作、その化学反応が生み出した問答無用のノンストップ・サスペンス。
?
世界を揺るがす秘密は蔵王に隠されている! 大陰謀に巻き込まれた小学校以来の友人コンビ。 異常に強い謎の殺し屋と警察に追われるふたり(と犬一匹)は逃げ切れるか。

女友達を助けたばかりに多額の借金を背負う羽目になった相葉の手にひょんなことから転がり込んだ「五色沼水」。それを狙う不死身の(ように見える)冷酷非情な銀髪の白人が、死体の山を築きながら彼を追ってくる。
五色沼といえ通称「御釜」と呼ばれる蔵王の火口湖、そこは戦後にパンデミックを起こしかけた「村上病」のウィルスで汚染されていて、立ち入り禁止地域になっていた。この水はいったい何なのか。すべての背後にあるのは「村上病」をめぐる秘密らしかった。
ウィルスの発生源とされる「お釜」に何があるのか? そして主演男優のスキャンダルを理由に封印された戦隊ヒーロー映画に何が映っていたのか?
相葉は逃亡の途中で中学時代の野球部の悪友・井ノ原と再会。ふたりは、太平洋戦争末期に蔵王山中に墜落した米軍機の謎を追う女性・桃沢瞳の助けも借りて謎に挑む。
だが事態を解決するためには、あの銀髪の破壊者との直接対決は避けられない―― 平凡な男ふたりが世界を救うために命をかける。その胸にあるのは少年時代の思い出。
ちりばめられた伏線が収束し、破滅へのカウントダウンが点滅する中で、白熱のクライマックスに突入する!

文庫用に本編の前日譚と後日譚となる書き下ろし掌編小説を、ボーナストラックとして収録!
解説・佐々木敦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

217
終盤の展開は想像の斜め上で私手には最高でした。よくもまぁこういうのを思い付くもんだと感服です。また、終章もとっても好きです。伊坂さんの作品はタイムリーな名言とエンディングが秀逸なのが多く、これらを楽しむために作品を読んでいるといっても過言ではないかもしれません、もちろん私がですwww。2023/08/05

納間田 圭

149
時は…楽天の田中マー君が連勝記録を伸ばしている頃。謎の感染病にかかり仙台の病院に隔離されお調子者の男。彼をトヨタアクアに乗って救いに向かう…仲間達と愛犬ポンセ。エメラルドグリーンに輝く五色沼の水。その水と混ざると強力な殺人兵器に変身してしまう○○。はじまるカウントダウン。「米国の戦力は日本の二万千六倍だ」と書かれた大量チラシが…御釡の空にバラ撒かれた。第二次世界大戦末期に…蔵王連峰に残したという日本軍の起死回生のリーサルウェポン工場。東京大空襲中に…米国が破壊工作に3機のB29が向かったとされる都市伝説2022/10/22

五右衛門

136
上下巻まさしく一気読みでした。今回の悪役はいつもの伊坂作品ほど饒舌ではなかったがその分強烈に怖かったです。日本刀で首切りなんて!しかしいつもながら色んなアプローチで終盤まできて最後は!!!疾走感満腹です。2018/01/08

ハゲおやじ

132
下巻突入!上巻よりも断然スピード感とハラハラ感が違う。銀髪の怪人の異常な強さに対抗するふたりの戦い方には驚いた(騙された)。桃沢瞳は消える と思ったんだけどなぁ…。ラストの銀行シーンは、こちらも心臓がドキドキしてしまった。私は、阿部和重って読んだ事が無いので 凄さは わかんないから 伊坂作品と言われれば「そうだね」って言っちゃいそう(個人の意見ね)。解説後のボーナストラックは ニヤリって感じ。上巻読書中で ダラダラ感を感じてる方は、我慢して読んでみて下さい。下巻で一気に面白くなりますから(偉そうだね)。2019/04/15

三代目けんこと

116
伏線回収お見事! ラストもスッキリ!! 言うことなし!!! イヤ、言うことあった。阿部×伊坂最高!!!!2020/02/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12314175
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす