内容説明
ホウムズが初めて手がけた事件の思い出という形で書かれた「グロリア・スコット号」ほか,「マスグレイヴ家の式辞」「海軍条約事件」など5編を収める.宿敵モーリアーティ教授との決闘を描いた「最後の事件」では,ホウムズが教授とともにライヘンバッハの滝つぼに姿を消す-歴史小説の香りもただよわせる短編集.
目次
目 次
グロリア・スコット号
マスグレイヴ家の式詞
背中のまがった男
海軍条約事件
最後の事件
訳者あとがき
訳 注
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
42
岩波少年文庫ホウムズ2冊目で、短編集から選ばれた5作品。きちんと読んだことなかったので、ここで、急にホウムズ全作読みたくなりました。2017/03/22
ダンスにホン!ころりん
1
19760518第1刷発行 140828読了 グロリア・スコット号 マスグレイヴ家の式詞 背中の曲がった男 海軍条約事件 最後の事件 シーズン2のラストを浮かべながら最後の事件を読む。モリアーティ教授に恐怖を抱くホームズ、そして駆け引き。原作を現代に蘇らせ益々謎を深めるラスト、改めて脚本のすごさを実感。シーズン4が待ち遠しい…2014/08/28
しろもち
1
最後の事件でモリアーティ教授が、ちぇっちぇっ、というところが印象的でした。イメージだと、指をふって、キザにちっちってやりそうなところを、柔らかい印象でしたので、教授が悪い奴で敵ながら憎めなかったです。ホウムズの若いころの、ちょっとしたきっかけで始まった探偵業に、最後は強敵があらわれ、自らの命を惜しむこともなく、生きてる意味を見つけて、最期を迎える。こんなに壮大な話だったとは。。2012/02/04
道錬
0
聞いた証拠から事件の概要をつかむ自身をもった姿。その姿が最後まで貫かれていた。2015/11/17
ぱに
0
旅行会社さんが貸してくれた資料の中にあったから、また読んでしまった笑 でも出版社毎に全然違う。最後の事件以外の短編が全く違う。どっちかが気を遣ったのか。そしてどの短編も見事に読み覚えないよね。本当に昔ホームズ読んでたのかな私!翻訳の善し悪しは置いておいて、ですます口調はちょっぴり読みにくかったです。あと、巻末にマイリンゲンの記述が出てくる前回の文庫のほうが添乗資料としては優秀!こちらにはマイリンゲン情報なかった。何人情報を必要としてるか分かりませんけどね。2014/07/08