THE NEW KOREA―朝鮮(コリア)が劇的に豊かになった時代(とき)

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THE NEW KOREA―朝鮮(コリア)が劇的に豊かになった時代(とき)

  • ISBN:9784434181818

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内容説明

≪帯の言葉より≫
日韓併合前の朝鮮では日本と全く異なり女性は奴隷同然で何の権利も与えられていなかった。結婚すれば家屋内奴隷として扱われ、それは余りに過酷だった。
それ以下だったのは、奴婢(ノビ)・白丁(ペクチョン)と言われた本物の奴隷たちである。1871~2年の大飢饉では、人口の半分を占めた奴婢らの多くが、餓死したが朝鮮を支配していた両班(ヤンバン)たちは、清にも日本にも食糧支援を求めず、奴婢たちの死に行くのを全く歯牙にもかけなかった。この様な非人道的制度を一気に改善し、想像を絶した朝鮮の近代化を行なったのが、日韓合邦の歴史的事実である。
その真の姿は、巨額の予算を当時、首都京城(ソウル)を東京よりも近代化させてしまった日本人の器の大きさで証明されている。インフラ面だけでなく、衛生面での改善も著しく、感染病の多くが激減した事など枚挙に暇がない。他の一切の西欧列強が成し得なかった信じ難いこの偉業を日本人は誇るべきであり、当時朝鮮人と台湾人の大半が喜んでいたことであった。しかし、朝鮮では全権力を奪われた両班たちが第二次世界大戦後この事実を覆い隠し、虚偽の歴史を捏造し、再びと権力の座に就いて、言論弾圧と私刑(リンチ)とによって真実の声を封殺し、現在の韓国に到らしている。
蒙古襲来時に蒙古の手先となって日本人を虐殺したように、19世紀末当時は、ロシアの手先となって、日本を侵略することが目に見えていた当時の朝鮮に対して取った大日本帝国の日韓併合政策は、結果として韓国に決定的な文明の開化を齎したのである。この客観的事実を、当時最も著名な植民地研究家のアレン・アイルランドが克明に分析し日本の統治を西欧列強のいかなる政策よりも優れているとして高い評価を与えていることは刮目に価する。

目次

(全体より約半分に要約)
第一章 序論
極東情勢における朝鮮の立場
日本による併合
帝国主義と民族主義の対比
自治と属国統治の対比
日本統治の特徴

第二章 朝鮮の描写と歴史

第三章 概論
日本と朝鮮の関係
齋藤總督の任命
  物質的発展
全体的な進歩

第四章 政府組織
I 總督府
地方政府
朝鮮總督府組織

第五章 政府組織
II地方政府
地方財政
日本の学校組合
朝鮮人の地方教育機関
水利組合

第六章 司法制度と裁判所
司法制度の歴史
民事訴訟・刑事訴訟の手続き
裁判所
執行猶予

第七章 警察と監獄
I警察行政
歴史的背景
簡易司法警察権
II 監獄行政
監獄の管理体制
受刑者数
恩赦
獄中労働
囚人の罹患率および死亡率

第八章 政府の財政
財政の歴史
政府歳入の収入源
朝鮮国債

第九章 教育
教育の基本理念
教育の目的
教師への指針
教育制度の歴史的発展
現在の教育制度の状況
学校における宗教
教育の財政

第十章 医療・公衆衛生・社会福祉
 衛生設備
医療機関の拡張
衛生検査
細菌研究
アヘン取締
ハンセン病患者救済事業
社会福祉事業

第十一章 経済発展
I 農業
農業の歴史
農産物の価格
土地制度
農民への融資
公的機関による農業の奨励
灌漑
農業労働

第十二章 経済発展
II 林業,水産業,鉱業

第十三章 経済発展
III 貿易 製造業 銀行業

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

26
イギリス人の行政専門家が1926年に書いた本。日韓併合の成果を第三者的な視点でまとめている。併合前の朝鮮人の生活は極めて悲惨。それは、過去500年間の朝鮮王朝の愚かさと腐敗に原因がある。もし、軍事戦略上の前線とするだけだったなら、朝鮮人の福祉には全く関心がなかったはず。しかし、わが国は経済資源の開発を政策の中心にし、社会資本開発や文化も支援。この結果、朝鮮人の生活水準は格段に向上した。当時、わが国の統治が朝鮮半島にもたらした利益は、わが国以外の政府が世界中のどの国にもたらした利益よりも大きかった。2014/05/11

スー

19
164イギリス人の植民地研究をしていた筆者が1926年に出版した本なのでかなり当時の事実に近く信頼できると思いました。序論で日本の統治を最良と高く評価していますが、日本の善意が朝鮮の民族主義者達には道路や鉄道の敷設は軍の移動を速くする為、教育の充実は朝鮮の文化を破壊する為、経済の発展は日本の資本家を富ます為と悪く評価するだろうと予言しているのに驚いた。かなり日本は朝鮮半島の為に上下水道の発展、農地の開発、禿げ山対策の植林等に多額の資金を投入して大きな成果を出していた事があげられている表でわかりました。2019/11/18

isao_key

13
1926年イギリスの植民地経営専門家によって書かれたレポート。題は朝鮮が1905年日本の統監府が置かれた以降、特に1910年の日韓併合後の急激な発展を示している。一次資料に沿って詳細に分析する。序論で著者は「朝鮮が概して良く統治されていたか否かは、入手可能な資料を基にして初めて評価できるのである。私は3年以上に亘りこうした資料を基に研究しその結果を本書に記したのである(中略)今日の朝鮮は李王朝時代とは比べ物にならないくらい良く統治されており、また他の多くの独立国と比較してもその統治は優れている」と述べる。2015/05/24

usanosuke

7
本書は、英国の植民地統治の専門家である著者が、日韓併合を分析したものである。日韓併合から16年後に、客観的な統計資料をもとにまとめられていて、日韓両国にとっても大変意義のある文献であると言える。併合前の朝鮮は500年にわたる朝鮮王朝の愚かさと腐敗で、大衆は厳しい生活を強いられていた。本書を読めば、1905年に日本政府が総督府を置いて朝鮮改革に乗り出し、1910年に併合して以降、インフラ、教育、衛生面、司法制度、警察行政、農業、漁業、貿易、その他産業の発展など、多方面で大きな成果が上がったことが(続く)→2021/10/16

秋色の服(旧カットマン)

5
現代に執筆されたのならばネトウヨ喜ばせ本として揶揄されるのでしょうが、何と20世紀の前半、第二次大戦勃発前の書。日英併記による出版は2013年。付録に条文や統計、ODAや技術移転のデータあり、非常に参考になる。閔妃殺害が唯一批判的な記述か。2019/08/23

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