内容説明
≪帯の言葉より≫
日韓併合前の朝鮮では日本と全く異なり女性は奴隷同然で何の権利も与えられていなかった。結婚すれば家屋内奴隷として扱われ、それは余りに過酷だった。
それ以下だったのは、奴婢(ノビ)・白丁(ペクチョン)と言われた本物の奴隷たちである。1871~2年の大飢饉では、人口の半分を占めた奴婢らの多くが、餓死したが朝鮮を支配していた両班(ヤンバン)たちは、清にも日本にも食糧支援を求めず、奴婢たちの死に行くのを全く歯牙にもかけなかった。この様な非人道的制度を一気に改善し、想像を絶した朝鮮の近代化を行なったのが、日韓合邦の歴史的事実である。
その真の姿は、巨額の予算を当時、首都京城(ソウル)を東京よりも近代化させてしまった日本人の器の大きさで証明されている。インフラ面だけでなく、衛生面での改善も著しく、感染病の多くが激減した事など枚挙に暇がない。他の一切の西欧列強が成し得なかった信じ難いこの偉業を日本人は誇るべきであり、当時朝鮮人と台湾人の大半が喜んでいたことであった。しかし、朝鮮では全権力を奪われた両班たちが第二次世界大戦後この事実を覆い隠し、虚偽の歴史を捏造し、再びと権力の座に就いて、言論弾圧と私刑(リンチ)とによって真実の声を封殺し、現在の韓国に到らしている。
蒙古襲来時に蒙古の手先となって日本人を虐殺したように、19世紀末当時は、ロシアの手先となって、日本を侵略することが目に見えていた当時の朝鮮に対して取った大日本帝国の日韓併合政策は、結果として韓国に決定的な文明の開化を齎したのである。この客観的事実を、当時最も著名な植民地研究家のアレン・アイルランドが克明に分析し日本の統治を西欧列強のいかなる政策よりも優れているとして高い評価を与えていることは刮目に価する。
目次
(全体より約半分に要約)
第一章 序論
極東情勢における朝鮮の立場
日本による併合
帝国主義と民族主義の対比
自治と属国統治の対比
日本統治の特徴
第二章 朝鮮の描写と歴史
第三章 概論
日本と朝鮮の関係
齋藤總督の任命
物質的発展
全体的な進歩
第四章 政府組織
I 總督府
地方政府
朝鮮總督府組織
第五章 政府組織
II地方政府
地方財政
日本の学校組合
朝鮮人の地方教育機関
水利組合
第六章 司法制度と裁判所
司法制度の歴史
民事訴訟・刑事訴訟の手続き
裁判所
執行猶予
第七章 警察と監獄
I警察行政
歴史的背景
簡易司法警察権
II 監獄行政
監獄の管理体制
受刑者数
恩赦
獄中労働
囚人の罹患率および死亡率
第八章 政府の財政
財政の歴史
政府歳入の収入源
朝鮮国債
第九章 教育
教育の基本理念
教育の目的
教師への指針
教育制度の歴史的発展
現在の教育制度の状況
学校における宗教
教育の財政
第十章 医療・公衆衛生・社会福祉
衛生設備
医療機関の拡張
衛生検査
細菌研究
アヘン取締
ハンセン病患者救済事業
社会福祉事業
第十一章 経済発展
I 農業
農業の歴史
農産物の価格
土地制度
農民への融資
公的機関による農業の奨励
灌漑
農業労働
第十二章 経済発展
II 林業,水産業,鉱業
第十三章 経済発展
III 貿易 製造業 銀行業
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
スー
isao_key
usanosuke
秋色の服(旧カットマン)
-
- 電子書籍
- 推しに認知してもらうためにアイドル始め…