内容説明
大陸ホドにたどり着いたキョウ達は、魔物嫌いの“暴君勇者”ザッハークに牢屋へ入れられてしまった。そんなキョウ達を助けてくれたのは、赤い髪の少女ルビィ。しかも彼女はイースの兄・アンスールの使いで――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
34
世界樹の種を持つ暴君勇者ザッハークの治めるホド大陸に到達したキョウ達だが、魔物の殲滅政策を推し進める彼女に即座に投獄される。その窮地を救ってくれた赤髪の少女ルビィとレジスタンスのリーダー・アンスールから、勇者打倒のための戦力となる魔物の栽培を依頼されるが…。魔物との共存と幸せな日々を願うキョウと、魔物の根絶を掲げるザッハークとの思想の対立にハラハラしましたが、彼女の執念の根本にあった辛い記憶が物語を引き締めていた。ルビィの心が優しい温もりで雪解けしていく展開が非常に好みで、終盤のあの約束は切なかったです。2019/02/03
niz001
8
もう刻印の魔女出て来るのか。どんどん強い魔物が仲間になるなぁ。もう主人公はある意味『魔王』と呼んでもｗ。2017/10/30
サキイカスルメ
6
次巻ではカイコロモチの出番をぜひ。帝王勇者から世界樹の種をゲットしたキョウが、次は暴君勇者ザッハークの元へ行くけれど、やっぱり簡単には種はもらえない3巻。ラスボスが姿を現した感。大好きなカイコロモチの出番＆イラストがなかったのが寂しかったですが、お話としては面白かったです。相変わらずキョウは魔物にモッテモテでしたね。キョウに懐く魔物たちが可愛かったです。新キャラだと、ルビィがよかった。最初は無愛想ですが、キョウと少しずつ打ち解け可愛さが出てきた後の、あの展開は卑怯よ……！約束された再会が、早いといいなぁ。2017/11/06
真白優樹
5
魔物駆逐を目指す勇者に捕らえられる中、救出してくれた抵抗勢力から協力を依頼される今巻。―――例えこんな状況でも、出来る事は一つだから。前巻にも増して怒涛の展開、重さも増して跳ね上がる今巻。そんな今巻は暴君と抵抗勢力の狭間で、キョウが自らに出来る事を為していく中、新たな仲間との出会いと哀しき対決が送られる巻である。戦力を順調に増やしていくキョウ達。そんな彼等の前、垣間見えた魔女の思惑の真の姿とは。暴君の暴走を正し、順調に種を集めていく中、次に立ちはだかる勇者とは、天界とは。 次巻も須らく期待である。2017/11/04
kei-o
3
主人公がどんどんヒロイン化してる2017/11/25
