内容説明
詩的空間の原型としてのサーカス、
アニミズムという対称性の思考、日本の芸能を貫くラディカルさ──。
詩とアニミズムの新たな沃野へ
人類学者・中沢新一、新作論集!
熊を夢見ることによって、人は時間と空間を抜け出た
「どこにもない場所」に出て行くのである。
そこでは人と動物がつながりあうばかりではなく、
森羅万象のいっさいが縁起の理法によって影響を及ぼしあっている。
神話的思考のすべてがそこから発生した。 ──「序」より
【目次】
* 私の収穫
* 空間のポエティクス
* サーカス/動物
* 対称性の思考としてのアニミズム
* 神話と構造
* 東京どんぶらこ
* 日本の芸能
* 書物のオデッセイ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
吟遊
12
ここ8年くらいの中沢新一の小論をおさめた本。話題はばらばらで、20〜30くらいの小論を集めている。同時刊行で、同じ趣旨の本が『虎山に入る』だが、そちらのほうが日本寄り。本作は、ヨーロッパ寄り、レヴィ・ストロース寄りで、西洋の色が強い。2017/11/09
みゆき
6
初の中沢新一氏だが、不適切だったか。ごった煮論集であり、おもしろかったし考えさせるところも多々あったのだが、感想が書きにくい。とりあえず、もう一冊の「虎山に入る」も読むことにする。2020/04/13
しろきいろ
6
図書館。初中沢新一。色んな雑誌他に掲載されたエッセイのまとめ本になるのかな?読みやすく面白かった。「野生の思考」を意識しながら物事を眺め直す楽しさ。アースダイバー、対称性、ポエティック、コレスポンダンス、はじまりの哲学等、うっすら把握できたかな。とりわけ猿回しという芸能の奥深さには感動したので「猿まわしの系図」購入してしまいました。2019/06/04
Tatsuo Mizouchi
1
☆☆☆ 学生時代から好きな中沢新一なんだけど、たまに書いていることがわからない、たまにうさん臭く思うのだ(笑)2018/01/19
Kanau
0
様々なトピックの論集ということで、個人的には面白い章とそうでない章の差が大きかった。 「自然」「環境」ということばの違い、アニミズムの考え方、言語的知性と対称性の思考、、あたりはグッと来たし、また読み返したい。2017/12/03




