内容説明
元祖猫国堂は、猫国(にゃんごく)という名の江戸を思わせる猫の国の老舗和菓子屋です。今の当主は商売上手な2代目の千兵衛(せんべえさん)。そもそもは、菓子職工の間で”神“と崇められる伝説の匠である初代(大変な男前!)が、猫国七福神様にお供えする菓子を考案し、名をあげたのが店の始まりです。看板菓子には、三代目が考案した上生菓子の「したり顔」「見あげれば」「福招き」はじめ、「キメ団子」「忍び団子」といった猫ならではのお菓子や、お菓子にちなんだ季節の行事「おやつ合わせ」「きなこ浴びせ」「うろうろづつみ」「ぺろりんまつり」などなど。
作る猫、食べる猫、踊る猫、寝る猫……甘いもの大好きな猫たちの国の、猫にまつわるお菓子の暮らし。どこを読んでも甘くておいしい。
着物を着た二足歩行の猫たちの国、猫国のお菓子の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
77
猫国のお菓子屋の店主が案内する可愛いお菓子と年中行事などなど。七福猫めぐりも行ってみたい!布袋猫様はうちにもいるかも。鋭い爪は繊細なお菓子作りに欠かせませんにゃ。ほのぼの愉快な猫国を満喫できましたにゃん。【にゃんこまつり2023】2023/02/22
よこたん
48
“「団子は肉球の固さなのだよ」「大きい団子と小さい団子の組み合わせで肉球を象るのね」” ここは猫国。着物姿が板についた猫たちの国の、和菓子屋の夫婦の会話。猫と和菓子は相性バツグン。見た目も手触りも、猫柄模様もたまらないお菓子が並ぶ。ぷにっぷにのコシのある団子。ふっくりとしていて、口でほどける上生菓子。二色のきんとんで猫の顔を形作った「したり顔」の可愛らしさったら!食べるのが勿体ないくらい(まあ、食べるけどね)。猫の柄をお菓子の柄に例えたページにきゅんとする。かわいくておいしそうなイラストに満足。2020/08/30
り こ む ん
34
ただただ、食べたいし、この猫国に行きたし、移住したい。2017/11/15
たまきら
21
浅草ギャラリーエフにて展示が始まる、元祖ふとねこ堂さんのおいしいような、パラレルワールドに引き込まれるような、不思議な本です。和菓子好きの自分にはたまらなかった。…時々生まれるという生クリーム子猫にハートを持っていかれました…。2020/03/13
宇宙猫
15
★★★★★ 猫国の和菓子屋さんが、江戸時代風な祭りや神様などの文化を和菓子を絡めて紹介。ユーモア溢れるセンスが素敵で、とても楽しい。2018/03/25
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