星へ行く船4  逆恨みのネメシス

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星へ行く船4 逆恨みのネメシス

  • 著者名:新井素子
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 出版芸術社(2017/10発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784882934943

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内容説明

“私はあなたが嫌いです。”とだけ書かれた差し出し人なしの手紙が届き、落ち込むあゆみ。溜息ばかりついているあゆみを心配し、太一郎が近所のレストランへ連れ出す。太一郎が席を外した隙に知らないおじいさんが近づいてきて――!? 今回も個性豊かなキャラクターたちが活躍する表題作ほか、太一郎の事故後のエピソードを描いた書き下ろし「田崎麻子の特技」、新あとがきを併録。新井素子の人気シリーズ、ついにクライマックスへ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆかーん

56
カレンダーガール事件から1年。誘拐事件も無事解決して、水沢総合事務所で平穏に仕事をする森村あゆみさん。しかし、「私はあなたが嫌いです。」という手紙が家に届き、新たな事件が幕を開けてしまいます…。どうやら犯人は、高校生の安川信乃という人物。彼女は、前作の事件の原因を作った会社の社長の娘だったのです!謎の老人からにも付きまとわれ、逆恨みの嵐にあうあゆみさんは、それでも持ち前の純真さで事件に立ち向かいます。しかし、この事件の黒幕が、まさかのレイディというのに驚きました!彼女の目的が気になる所で最終巻へ続きます。2017/05/21

しゅわ

50
【図書館】逆恨みからの嫌がらせに悩むあゆみちゃん。さらに謎のおじいちゃん殺し屋まで登場して大騒動。いままでは個別のお話が続いていた「星へ行く船」シリーズですが、今作と次は連続性が高く、まだまだ前哨戦といった雰囲気。初読の新規さんはラストで叫びたくなるんだろうなぁ。楽しみにしていた麻子さんの短編はともかくクドくてちょっと残念。あとがきの“挑戦”は賛否両論あると思いますが、この巻のあとがきはとても重要で“お兄ちゃんネタ”を詳しく解説していたハズ。あの事情説明が無くなってしまったのは残念過ぎる。2017/03/24

むぎじる

34
良くも悪くもあゆみちゃんのがむしゃらさがビシビシ伝わってくる巻。このがむしゃらさが私には少し傲慢にうつって、あまり好きではなかったのを思い出した。すっかり内容を失念しているので、これからどういう風にラストへ“つづく”のか楽しみ。2017/04/07

はなん

34
私のさまざまな部分がこの人の作品に影響されている。本編を読みながら、長く待ち続けた星へ行く船シリーズ続編発売を知った当時の喜びを思い出したりしていた。そして、内容はもうそれこそよぉ~~く知っているのに、読みながら笑って哀しくなって笑って覚悟して…いまだに新鮮に反応できる。何度読んでも何年(何十年)経っても。この巻はあくまでもその後に続く、2冊で1冊。でもそれぞれテーマが別だからどうしても2冊、タイトルも別。というお話。続きを知りつつ辛くなりつつも尚、次を楽しみにできるのは、幸せ、なのです。2017/03/28

青龍

31
途中、別の本を何冊か読みながら、ようやく読了。内容の懐かしさよりも、あとがきの長さにびっくりした。これから先、この長さのあとがきにはお目に掛かれないと思う。最初に読んだ時の疑問、「あゆみちゃん、確かにいい子だけど、誰からも好かれる程か?こういう子を煙たく思う人、いるだろうに」 あゆみの能力(?)を知っている今でも、なんか、このあたりが、しっくりしない私です。 それより、素子先生、デビューから40年ですか...リアルタイムでこのシリーズを読んでいた私達も、年をとるわけだわー。2017/05/21

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