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内容説明
「アジアは後進地域で、産業革命でヨーロッパにさらに差をつけられた」――。日本で教えられている経済史の多くはこのマルクスの考えに基づいています。しかし真実は、かなり長い間、アジアの方が経済的に有利だったのです。ヨーロッパがアジアに売れるものはほとんどなく、アジアから大量の香辛料を輸入することを余儀なくされていました。本書は、世界では通用しなくなった経済の歴史のとらえ方をただし、なぜアジアがヨーロッパに取って代わられ、現在なぜアジアが台頭しているのかを、教科書の古い常識を覆しながら解明します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウヤ
2
欧州で持続的経済成長が可能になったのは所有権が確保されたから。納得。イベリア半島から追放されたユダヤ人がセファルディムと呼ばれることは初めて知った。彼らのネットワークと欧州の対外進出が深く関わることは理解しやすい。朝貢貿易を採用し、結果的に海運業を軽視した中国は大きく衰退する。数量化傾向の産物の一つとして軍事革命がおこった欧州はこの後大きく成長する。特に優れた借金返済方法を考案した英国は戦争を繰り返しながら発展していく。のちに工業生産が世界一でなくなっても手数料資本主義でその富は増大し続けた。なるほど。2017/11/28
ペンギン伊予守
2
とても軽い経済史の入り口の話です。この先何を読むかの水先案内がないのがもったいないところですが、わかりやすさを重視しており、読みやすく記憶に残りやすい文章です。2017/10/25
くらーく
1
まあ、正解がある訳では無いので、こういう考え方も出来るなあ、と言う程度でしょうか。話のネタにはなるかもしれないな。本の形だけど、各章の関係が薄くて、ブログのような感じも。流れが見えにくいかな。2018/07/06
Kazuo Ebihara
1
京都産業大学玉木教授による 「経済の世界史」の新講義。 ヨーロッパは先進地域、アジアは後進地域など、 従来の世界史の常識をことごとく否定。 ヒット作『先生も知らない世界史』のシリーズ第2弾。 柳の下に2匹目のどじょうは居なかったようだ。 ?どんぐりころころ、どんユリコ 小池にはまって、さあ大変 お嬢が出て来て、踏み絵させ エダちゃん、一緒に遊びません? 2017/10/18
ユウ
0
新年一冊目。うーん歴史はやっぱり苦手だ。なかなか頭に入ってこない。後半の章は聞いたことのある名前があったので多少はマシですが、前半があくびとの闘いでした。一般に言われている世界史を経済の視点から見ると実はこうなんですよ〜って解説してくれています。2018/01/04
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