日本経済新聞出版<br> 宅配クライシス

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日本経済新聞出版
宅配クライシス

  • 著者名:日本経済新聞社【編】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 日経BP(2017/10発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532321772

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内容説明

2017年春。ヤマトが宅急便の総量抑制を決め、続いて27年ぶりの値上げを発表した。
日本の物流を支える「動脈」として機能していたヤマトに、何が起こったのか。
本書はその真相に迫るルポである。

「小倉イズム」に基づいて常に顧客第一を訴えてきたヤマトの「変心」は、多くの人々を驚かせた。
背景には多くの日本企業が抱える過剰サービスへの呪縛がある。

何を、どこまで消費者に提供するのか。
「働き方改革」「人手不足」のなかで、優先すべきは何なのか。
実際に過剰サービスからの転換を訴えたとき、顧客企業や現場にどんな混乱が起こるのか。
そして、本当に「危機」は去ったのか。
本書で描かれている混乱は、物流・小売り関係者のみならず、
サービス業に携わる多くの人々にとって参考になるはずだ。

ヤマトを中心に、佐川、日本郵便などの物流業者、
アマゾン、楽天、ヤフーをはじめとするネットサービス業者など、
幅広い取材をもとに、危機の実像と未来像を描き出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

94
「従業員に過重労働と低賃金を強いるビジネスモデルは続けられない」(P197)。今年の9月に日本郵便の社長がおっしゃったそうだ。社内で聞いたら噴飯もので社外の人間が聞いたら失笑もの。爆発して機能が麻痺しているゆうパックを横目に、JRの駅でもイオンでも年賀状を売りまくって売上高と明治時代以来のメンツだけを保つ姿は「武士の商法」と言われても仕方がないと思う。民営化という名前の「錦の御旗」を立てて、「官軍」のふりをするのをもうやめたら?それかおとなしく信書の配達事業だけをやってるだけにするか。独占事業なんだし。2017/12/26

緋莢

17
図書館本。何冊か物流、宅配便関連の本を読んでいるので、目新しい内容はあまり無かったかな~と。トラック運転手の隙間の時間を活用して荷物を輸送、荷主と運送会社を仲介するサービス「ハコベル」は初めて知りました。再配達解消に関しては、クロネコヤマトのクロネコメンバーズがだいぶ便利で役立つと思います。他の会社がそういうサービスをしているか知りませんが、少なくとも日本郵便はやっていないので導入して欲しいです。2018/02/02

majiro

13
うーん。たいへんだ。自分の身の回りだと、コンビニに送ってもらうと、いつでも取りに行けて良いんだけど、業者ごとに手続きが違って、煩わしいんだよなー。ポータルとか作ると良いのに。あ、アプリか。2018/03/13

naolog

8
図書館にて。約40年前に始まった宅配便サービスも、共働き(家族皆が不在)や一人暮らしの増加で荷物を受け取れる機会の減少、そしてAmazonをはじめとしたネット通販の急増により荷物の増加によって、サービス破綻しそうな「豊作貧乏」…というのが宅配クライシスの幹。恐らく日本一であろうヤマトが踏み出した事に意義があるのでしょうね。本の殆どは日経の取材、新聞掲載情報の羅列なので内容重複しまくり。整理してきちんと書いたら1/3くらいになってしまうと思う(笑)次は物流という意味で巨大な力を持つイオンを調べたいですね。2021/11/03

ポップ430

8
10月1日以降の宅配値上げでアマゾン使って中古本買うのためらうように。時間指定で宅配が来なくなったのもこれで分かりました。宅配個人業者は連絡が取れないのでとんでもない時間に配達されたのを思い出した。とはいうものの当日配送は大変なんだろな。2017/11/20

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