内容説明
郷里の山形をカバンひとつで飛び出して上京。タレントを夢見て浅草のストリップ小屋へ。そこで出会った相方たけしと漫才コンビ「ツービート」を結成、空前の漫才ブームへ――。不世出の漫才コンビの知られざる修業時代を描いた昭和テイストなエッセイ。相方たけしとの対談も収録。同名書籍、待望の文庫化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
26
きよしさんの真似は誰もできない。 ハチャメチャを風に柳と受け流す天性のやわらかさ。言い換えるといい加減さ。二人とも大好きだな。煮こごり(笑)2017/08/11
anken99
4
アナザーサイドから見たツービート青春物語。名著『浅草キッド』の相方バージョンを耽読する。浅草での修行時代からテレビ時代、そして漫才ブーム。天才を知り尽くした男だからこそ、天才は天才たりえたことを痛感。言葉などいらない、ホンモノの信頼関係がそこにある。今でもツービートは解散していないし、お互いの悪口を一切言わないコンビはそもそも珍しいらしい。「やっさんは天才というが、7人も相方が変わった。だからこそ西川きよしという人がスゴイわけで。それが自分にとってのきよしさん」というたけしの言葉が味わい深い。2019/01/28
Takahiko Nozawa
4
〜何でお笑いの舞台は客席が明るいのか?歌謡ショーだって芝居だって客席は暗いのにお笑いだけなぜ? それはお客さんの顔を見ながら喋るから。舞台からお客さんの顔を見てどういう反応をしているか?って瞬時に判断しながらネタを喋っていく。「肌で感じろ」と師匠に言われた。〜 ♬同じ背広を初めて買って 同じ形の蝶タイ作り 同じ靴まで買う金は無く いつも笑いのネタにした いつか売れると信じてた 客が二人の演芸場で♬ 終盤はまさかの涙もありました。 ビートたけし執筆の『アナログ』を読んでみたいですね。泣けるらしい!2017/10/07
nishiyan
4
ビートきよしさんの上京から、ロック座での深見千三郎さんとの出会い。そしてフランス座へ移って、ビートたけしさんとの出会いと、ツービートとしての活動が減るまでを回想した回想録。 たけしさんも大概だと思ったが、きよしさんもさすがだと思った。流れに逆らうことなく、今も飄々と芸能界を生きている。たまに金銭トラブルに巻き込まれるのだが。 そんなきよしさんを好きなたけしさんがいる。解散せずにいることの意味。本当に面白いコンビだ。2017/08/18
toshokan-no-hito
3
たけしときよしが揃ってツービート。日本の青春の記録、芸能史の記録としてこの本は長く読まれなくてはならない。涙が出るよ。2019/04/28
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