見えない子どもたち～LGBTと向き合う親子～

著者名：河崎芽衣

秋田書店（2017/10発売）

• ISBN：9784253106610

内容説明

14歳の女子中学生・永遠(とわ)と心を通わせられずに悩む母の美南子。娘の悩みの原因が、「出生時に割り当てられた性別」と「性自認」が異なる「トランスジェンダー」であると知った美南子は…!?　我が子からカミングアウトを受けたら、友人が、親戚がLGBTであるとわかったら…?　日本の総人口の7.6％(13人に1人。「電通ダイバーシティ・ラボ」調べ)が「LGBT」であると言われている。左利きの人の割合と変わらないほど身近な存在である性的マイノリティの人々が直面する問題とは…!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[波]

【学校図書館の本】トランスジェンダーの永遠を中心に、家族や学校、冷たい目で見る人、理解しようとする人、同じような悩みを持つ人などを通してLGBTについてマンガでわかりやすく教えてくれる本です。日本でも少し理解が進んだかな？と思っていたのに、政治家からの差別発言などまだまだの世の中だなぁと思います。とてもわかりやすい本だから、読んでほしいなぁ。アライが増えますように。

2021/06/01

[zen]

トランスの子達の話が多目です。FtM.MtF.両方出てきます。親の無理解で苦しみます。保健室の先生がいい人で良かった！進学の話も共感。左利きも昔は差別されていたこと、不浄の手と呼ばれたり、魔女がりにあって殺されたり、身体障害として扱われたり、時代の偏見のたとえ話は面白かった。

2019/02/02