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内容説明
成海春斗は高校の入学式の時からずーっと気になっていることがある。進藤結衣――お前は、俺と同じ「隠れオタク」なのか‥‥!? 分からないから探りたくなる。オタク的脳内すれ違いラブコメ、開幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むっきゅー
28
BWで無料なので読んでみたら、結構面白かった。隠れガチオタの成海春斗くんと進藤結衣さんのラブコメ。成海くんは、進藤さんが隠れオタではないかと気付き、同士になろうと、ガチオタにしかわからない方法でメッセージを送る。一方の進藤さんは成海くんが好きで、オタバレ回避しつつ告白の機会を伺っている。そんな二人がすれ違う恋愛頭脳戦。二人の視点が交互に切り替わるので、すれ違いにニヤニヤ。今巻では、まどマギやFFなどのネタが満載。隠れオタク同士がカミングアウトすることの難しさは、告白と同等以上であることに気が付きました。2019/05/26
しまふくろう
16
タイトルが面白くて購入。絵も結構良かった。 物語はオタク趣味を秘密にしている二人の駆け引きとすれ違いの話。微妙な距離を保ちつつ趣味を引き出そうとする主人公と、趣味を隠し通そうとするけど漏れ出してしまうヒロインのやり取りが面白い。二人が互いの想いに気付く日は来るんだろうか。 続きが楽しみ。2019/07/25
緋莢
14
「俺にとってハマった作品とそれに費やした時間は宝物だ」にわかのオープンオタクを忌み嫌う成海春斗。それ故に「隠れオタク」をしている春斗は入学式の日、ふとしたきっかけから、同じクラスの女子・進藤結衣も、自分と同じ「隠れオタク」であるのでは？と考え、「絶対カミングアウトさせてやる！」と意気込むが…というストーリー。読者には早い段階で、結衣も隠れオタクで、しかも過去に春斗と関わっているのが分かります（続く2019/10/03
alleine05
5
隠れオタク同士がお互いにオタクであることを隠しながら何とか近づこうとしてすれ違い続けるというラブコメ作品。なかなか面白かった。オタクあるあるネタがそうそうこんな感じと共感できて良かった。実在の作品名、キャラ名を出しているからなおさら。編集者さんの決断は英断だったかと。しかしここまですれ違いまくっていて、どうやってラブコメに持っていくんだろうな。この一巻が終わってもほとんど会話もできていないぐらいだし。すれ違いが解消されれば一気に進展するのかもしれないけどさ。2019/06/18
真白優樹
4
趣味嗜好を開放しているオタクと、ひた隠し内に熱を溜めるオタク。どちらの方が熱量が高いのか。そんな趣味をひた隠す一組の男女が、勘違いを起点に一種の妄想が爆走し、思いは同じなのに斜め上の方向にすれ違うドタバタなこの日常。告げればいいのに、一言話しかければいいのに。それが出来ないのが若さであり、隠しもののある青春なのである。だからこそ、このすれ違いは笑顔を運んでくる程に面白い。さて、すれ違いがままならないこの青春、すれ違うばかりの2人は向き合えるのか。この青春の先にあるものとは。 次巻も須らく期待である。2017/11/08
