内容説明
お料理公務員は、仕事もグルメも恋も?大忙し!!
呉市で護衛艦の調理を担当する海上自衛官の利信は、パッとしない艦内の食事、とくに海軍カレーに思い悩んでいた。
改善が必要な食事と調理員同士の微妙な人間関係に苦悩するなか、レストラン・オーナーの友理恵に出会う。
同じ料理を愛する者として悩みを友理恵に聞いてもらいつつ、開催が決まった「呉海自カレーグランプリ」で、艦の名誉をかけた勝負に挑むことに…。
ファン文庫『ダイブ!~潜水系公務員は謎だらけ~』の筆者が、同じ世界観のなか、新たな主人公で新たな成長物語を紡ぎます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
25
海自カレーグランプリってテレビの特集で何度か見たことがあるくらいで小説では初めて。カレーがより美味しくなるように研究したりグランプリ当日の雰囲気よかった。ただ自衛隊にしてはノリが軽い感じなのがちょっと気になる、自分がお堅いイメージしすぎてるだけで実際の仲いい人同士だとこんな感じだったりするのかな。2018/05/24
メルル
23
呉の護衛艦で働く調理員たちと素敵なカフェの物語。ギスギスした雰囲気の調理場に新たに配属になった利信。これは嫌な職場だ。配属早々問題山積。これで問題になっていないとしたら酷い職場。でも利信の性格が良い。真面目で誰かのためにすぐに動ける。性格が良いだけに応援したくなる。本当にこんなに少ない人数であんなにたくさん作らなきゃならないの?だとしたら、本当に過酷な労働環境。あんちゃんとじいちゃんの人柄も良くてほっこりする。友理恵の素敵な言葉で元気になれる。でも心残りは友理恵のことかな。2017/10/12
ざるめ
15
本屋で見つけて「おっ!これはうちの町と肉じゃが対決をしている呉の話だね(^^)」と思って購入(^^;)しかし、この話は肉じゃがではなく、カレーライス!護衛艦に配属された利信が調理員の皆とカレーグランプリに向けて切磋琢磨( ゜o゜)嫌なヤツも根は良い人だったりして、良い話だ~(*´-`)2017/10/23
kitten
14
図書館本。山本賀代さんの2冊目。 海自のカレーの話と、カフェ「マルグリット」の話が 交互に語られる。今回は、海自そのものよりも、 食事がメインの話。最初は、知美が主人公かと思ったが、 主人公は後から出てくるトッチの方だった。 うーん、まずまず、おいしく仕上がったんじゃないかな。 キャラが少し多すぎてわからないところもあったけれども、 最後のカレーグランプリも盛り上がったし、よかった。 評価、星3.甘いカレーのほうが好き。 2017/12/07
porisan
10
主人公や彼を取り巻く仲間たちの思いやりが素敵な作品でした。チョッと内容が薄いも気がしますが、海上自衛隊のカレー(海軍カレー)に対する思い入れが判る1冊でした。 ちなみにこの作品はシリーズ2作目だったとはあとがきを読むまで知りませんでした。1作目も機会があれば読んでみたいです。2017/10/27




