内容説明
名探偵・石神法全の事務所を引き継いだ野上英太郎のもとに、法全の紹介で狩野俊介少年と愛猫ジャンヌが訪れた。探偵志願の俊介の助手入門を許した直後、依頼人が扉を叩いた。街一番の病院の院長、豊川だった。妻が宗教にいれ上げ、怪しげな導師を家に泊めて迷惑しているという。彼等が邸に赴くと、導師は庭内の庵で奇跡を見せると嘯いた。午前零時、突如停電が起り、密室の庵では殺人が……。狩野俊介シリーズの記念すべき第一弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅんこ
2
少年探偵・狩野俊介君シリーズの第一弾です。タイトルに「殺人」と入ってないところが良いですね! 少し複雑な環境でそだった俊介君が身に着つけた観察眼が、事件を解決に導いてゆきます。少年探偵の活躍するお話ですが、話は中々重いものがあります。最後に泣き叫ぶ俊介くん、このまま素直で良い子に育ってほしいです。2010/06/13
洪七公
1
読了1998/11/19
麻生
1
あの頃僕らの好きだった推理小説の魅力にあふれた小品 ベリーグッド2015/05/03
脂肪分
1
「トリック」と「小説としての佇まい」が噛み合ってない感。2003/01/30
ペコちゃん
1
一章が短くてとても読みやすかったです。読みだすと、やめられそうでやめられない小説でした。続きが気になるように仕向けられていて、面白かったです。登場人物も魅力的で、人間らしい感情表現が多いので、切なさと温かさが味わえました。続きが楽しみです。 解説:田中芳樹2012/03/24




